ゴルフスイングでインパクト時の体重配分は?おやじ流を解説!

スイング
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

ゴルフスイングで最もカナメとなるインパクト。
あなたはどのような体重配分で迎えていますでしょうか?

ざっくりとイメージされているなら要注意!
ここの荷重具合で、球筋はおろか飛距離まで大きく変わってくる可能性があるのです。

今回は、私が意識しているインパクトでの体重配分をご紹介させていただきます。
決して正解というわけではありませんが、数ある中の一例としてご参考になれば幸いです!

インパクトの体重配分は左足8:右足2

私が取り入れている、いわゆる「前倒し系スイング」では、インパクト時の体重配分は左足8:右足2くらいになっています。
だいたいですけどね。。。

もっと細かく言うと、
インパクトゾーンの入口あたりでは、左足7:右足3
インパクトゾーンの出口あたりでは、左足9:右足1
こんな感じで、だんだんと左足に体重が移っていくんです。

 

20年ほど前にやっていた「ボディーターン系スイング」では、ちょっと違っていたんです。
その当時は、左足4:右足6くらいの意識でした。

イメージとしては左足へ踏み込んでいくのではなく、右足股関節の上を軸としてターンする感じです。
そうすることで、最速で回転することができる感覚だったんです。

さらに、インパクトゾーンでは右足母指球で踏ん張り続けることができて、右脚の蹴りを「長く強く」使えていたような記憶があります。

 

でもこのフットワークを前倒し系スイングで使おうとすると、ちょっと都合が悪いのです…。

なぜなら、その場でターンするような1軸スイングで腕を前倒しすると、私の場合は出玉が左に引っ掛かってしまうから。
だから少々左サイドにバンプを入れて、飛球線方向にスライドする感覚が必要なんですね。

バンプを入れたダウンスイング

この平行にスライドするラインが、私にとってのスクエアライン。
スクエアラインが保たれているあいだに、腕を振っていってしまおうというわけ。

腰が回転する前に腕を振っちゃいます

この右から左への体重移動の途中にインパクトがやってきます。

その結果、インパクトゾーンの入口では、左足7:右足3。
インパクト付近では、左足8:右足2。
インパクトゾーンの出口では、左足9:右足1。
こんな感じで荷重も移っていくんですね。

なぜ左足体重でインパクトするのか?

では何で、インパクトで左足に多くの体重を掛ける必要があるのでしょうか?

右から左に体重を揺さぶって、そのパワーをボールにぶつけているから?
実は、そうではないんです。

右から左へ、横から体重をぶつけてしまうと、色々な弊害が出やすいんです。
・頭が左に突っ込んでビハインドザボールにならず飛距離が落ちる
・右肩が突っ込んでアウトサイドインになりボールが捕まらない
・クラブヘッドの入射角が鋭角になり無駄なバックスピンが増えて直進性が欠ける
などなど…。

 

私がインパクトで左足に8割の体重を乗せている理由は、地面反力を活かしたいからなんです。

ブランコの漕ぎ方を地面反力に応用することは、下の記事でお話させていただきました。

大事なのは、このブランコをどこで漕ぐか?

試しに右足で漕いでみましょう。

右足の上でブランコ

インパクトでボールにパワーが乗っている感じがしないし、ボディーバランスも良くありませんね。
「明治の大砲」になっているフィニッシュが目に浮かぶようです。

お次は左足で漕いだ場合。

左足の上でブランコ

これは、なかなかイイんじゃないでしょうか!
パワーも上手く伝わっている感じがするし、フィニッシュも「Iの字」で立てているサマが想像できます。
何より狙ったところに打てている「ライン出し感」が出ています。

 

これで答えは出ましたね^^
ヒザや股関節で地面反力を得るには、左足寄りにウェートがあったほうが効率が良いんです。
たぶん。

それでも右足に体重を残す理由

じゃあ、なんで右足に体重を少し残すの?
パワーが伝わるなら、左足に全振りしてもいいのでは?

はい、これにもちゃんとした理由があるんです。
しかも2つも。

 

先ほど、体を回転させずにスライド移動することで「ライン出し感」を出すとお伝えしました。
この「ライン出し感」をブチ壊すのが右腰の突き出しなんです。

右腰が突き出たインパクト

コイツがインパクトでボール側へ突き出てしまうと、スクエア感は乱れるは、手元の通り道がなくなってアウトからクラブが下りてくるわで、イイこと無しなんです。

この出しゃばりをブロックする方法が右ひざの向き。
右ひざが左足のほうへ向けば向くほど、右腰はボール側へ出ようとします。

飛球線方向を向いた右ヒザ

ならばコイツを反対側の後方へ向けちゃえ!
といった具合。

飛球線後方に向けた右ヒザ

こうすることで、不要な右腰の主張を抑えることができるんです。
そしてこの向きにヒザを向けると、少しだけ右足に体重が残るんですね、結果的に。

これが一つ目の理由。

 

そしてもうひとつの理由が、右足の蹴りを活かしたいからなんです。

普通は右足を蹴るというと、下のようにイメージしますよね?

一般的な右足の蹴りのイメージ

でもこれって、意外と力が入らないんです。
それどころか下半身が暴れるだけで、ぜんっぜんメリットが無いんです。

そこで蹴る方向を反対にしてみます。

常識とは逆の方向へ蹴る右足

これだとしっかりとパワーが伝わって、しかも腰が開かない!
特に前倒し系スイングとの相性はバツグンだと私は思っています。

 

とはいえ、やり過ぎは禁物。
特に下半身の動きはパワーの源泉にもなりますが、スイングが暴れる元凶ともなりえます。

だからほんの少し、隠し味程度で使うんです。
それが2割残しという訳なんですね。

まとめ

今回は、おやじ流のインパクトでの体重配分をお伝えさせていただきました。

これはスイングタイプによって、大きく違ってくる部分だと思うんですよね。
前倒し系なのか、ボディーターン系なのか…。

そして、持ち球でも影響されるでしょう。
ドロー系なのか、フェード系なのか…。

さらに、その人の求めるゴルフスタイルにもよると思います。
飛距離重視なのか、方向性重視なのか…。

色々な要素が絡み合って構築されるゴルフスイング。

ここはあくまで「おやじ流」。
ほんの一例として参考にしていただければ嬉しいです。