まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
あなたはゴルフレッスンについてこんな悩みを抱えていませんか?
・ぜんぜん上達しないから意味ないんじゃないか
・レッスンを受け始めたはいいけど、いつまで続けたらいいのか分からない
・そもそも先生の選び方が分からない
でも安心してください!
これまで何人ものレッスンプロと交流を重ね、自信でも6年間レッスンを受け続けた、私たいしょーがゴルフレッスンの水先案内人となりましょう。
長年身をもって体験したから語れる生の声で、ゴルフレッスンの実態を赤裸々に語ってまいりましょう!
どこまで上達したいかで指導者を選択する
これから受けるレッスンの効果を最大限引き出すには、あなた自身にも大いなる責任がまといます。
よく見かけるのが、
「レッスンに通っているんだから、自然と先生が上達させてくれるはず」
このような考えの人がじつに多いこと!
ゴルフに限らず、何事も成長するもしないも本人次第ということを忘れてはいけません。
優秀な教師に教わったクラスでも、全員一流大学へ進学できないのと一緒。
要するに、本人次第で上達も停滞もあるということですな。
で、本人の責任と言うのは、
「自身で上達したい最終目標をしっかり描いておく」
ということ。
・周りに迷惑をかけない程度に上達すればいいのか
・来年のコンペへの参加が決定したので、1年以内に100切りを達成したいのか
・90台で威張っている友人の鼻を明かすために、何としても80台を出したいのか
・やるからにはシングルを目指し、いずれは競技ゴルフにもチャレンジしていきたいのか
この目標いかんによって、ゴルフへの自分の熱量も違ってくるし、何より先生を選ぶ基準が違ってくるんです。
100を切る目的ならどの先生でもOK
はっきり言って、100を切るのが目標ならどんなレッスンプロに付いてもOKでしょう。
教え方の上手い下手で少々の成長期間の違いはあれど、レッスンプロならそのくらいは御茶の子さいさい。
だから選ぶ基準としては単純に、
・家から一番近い練習場にいるから
・何となく優しそうだから
・好みのタイプだから
こんな感じで決めちゃって全然OK。
シングルを目指すなら頼れる先生は限られる
ところがどっこい、シングルや競技ゴルフを目指すとなるとこうはいかない。
なぜなら70台を出すというよりも、85を切るあたりからとたんに壁が高くなるからです。
生徒に85を切るまで上達させるには、指導者は少なくとも70台半ばでラウンドできる実力が必要。
そしてそれを自身ができるだけでなく、効率よく生徒に伝える能力も求められるんです。
「いいか~松井~、ボールがこう来たらピュッとやってパッだぞ!」
こんなミスターのような伝え方では10年やっても上達は望めないでしょう。
もう20年も前の話だが、レッスンプロだけで行う研修ラウンドが定期的に開催されていました。
今もやっていると思いますが、ちょっと不明。
その中で、上位のインストラクターは70台前半でラウンドし、さすがの実力を見せていたのです。
が、ここだけの話、一部のインストラクターは80台後半とか、中には90台を打っちゃう人も数名いました。
そういう先生に付いてしまうと、残念ながらシングルへの道はかなり険しいものになってきます。
だから師匠選びというのは、真剣に取り組もうとするほど重要になってくるんです。
「でも習う前からその人の実力とか教え方とか分かるわけないでしょ!」
ごもっとも。
なので、私たいしょーがこれまでの経験上「ここを聞けばある程度の実力がわかる」という、初対面のレッスンプロを品定めする質問を用意させていただきました。
初心者の方にはちょっと難しい内容も含まれますが、未来のシングルを目指すあなたに参考になれば嬉しいです。
たいしょーがレッスンプロを見極める3つの質問
「インストラクターとして信頼できる人物か?」
これを判断する私なりの基準は以下の3つ。
色々聞きたいことはあるが、キリがないので最低限これだけは聞くようにしています。
ドローボールはインサイドアウトですよね?
一番聞きたいのはココ!
「ドローボールの打ち方はインサイドアウトですよね?」
という質問。
誘導尋問のようで心苦しいが、その人のスイング論を推し量る質問としてはイイとこ突いていると思います。
✔ この問いに「YES」と答えたならば、私の中では即NG。
✔ この問いに「いやドローのスイング軌道はインサイドインですよ」と答えたならば、私の中では及第点。
✔ この問いに「自分の感覚ではアウトサイドインに振るのがドローの打ち方です」なんて答えられたら、そのまま一杯飲みに連れていきたくなる。
アマチュア風情が偉そうなことを言って恐縮ですが、捕まった本当のドローボールはアウトサイドインに振って打つものと確信しているのです。
なぜなら、飛距離も方向性も安定感に欠き、アイアンをはじめ他のクラブがどんどん下手になり、おまけに反り返ったフィニッシュで腰まで痛めるという結果を招くから。
インサイドアウトにカッチ上げたフックボールは、ゴロゴロとランが出てビッグドライブが出やすいことも事実。
しかしスコアを作りにいくゴルフでは、リスクが大きい打ち方なんです。
もしインサイドアウトに振っている上級者がいたら申し訳ないデス!
ここはあくまで個人の感想ということで。。。
ロングアイアンも教えてくれますか?
昨今のゴルフ事情では、プロでもロングアイアンを抜き、ユーティリティやショートウッドを入れる人が多くなりました。
この流れを作ったのは、私の記憶では片山晋呉プロの影響からでしょう。
もちろんこれは歓迎すべき潮流で、
1打でも縮めたいプロ、
少しでも優しくラウンドしたいアマチュア、
双方にとってメリットしかありません。
ただしバッグに入れないのと打てないとでは、全く意味が違ってきます。
短いクラブと、ティーアップしているドライバーは、少々スイングに難があってもごまかしが利きます。
しかし、本当にそのスイングが正しいかのバロメーターは、ロングアイアンとノーティーアップの3Wが打てるかどうかだと思うのです。
(全国の上級者の人、コレ間違ってないですよね?)
裏を返せば、その先生がロングアイアンを打てるかどうかで、そのスイングの技量がはかれるというもの。
ちなみに私が門を叩いた当時の師匠は、2番アイアンが得意でした。
これ以上の説得力は他に無いでしょう(笑)
パターも教えてくれますか?
80台前半のスコアに突入すると、1打のパットが入るか入らないかが、より重要となってきます。
実力があるレッスンプロならば競技でも70台で回れるはずなので、パターの重要性をイヤというほど理解しているでしょう。
だから相当な練習量を積んでいて、自分なりのパターのコツや開眼点をいくつもストックしているもの。
生徒が「生まれながらのパターの天才」ならいざ知らず、ほとんどのゴルファーは一度はパットで悩むでしょう。
そんな時に適切なアドバイスをもらえる先生なら、全幅の信頼がおけるのではないでしょうか。
上手くなるためのレッスンを受ける5つのコツ
最後に、ゴルフレッスンの効率を最大限に高めるためのコツをご紹介して終わりにしましょう。
せっかくお金を払っているんだから、コスパ良く上達したいからネ!
いつまでにどのくらいのスコアを出したいと約束する
目標があるのと無いのでは、上達スピードに雲泥の差が出るのは当たり前。
普段は自分に優しすぎるあなたなら、期限付きの目標を設定したいところ。
これを先生に宣言することで、自分にも厳しくなれるし、先生の方でもそれに沿ったカリキュラムを立ててくれるでしょう。
次回までの課題を要求する
更にハイペースで自分を追い込みたい人は、次回のレッスンまでに習得しておく課題を出してもらいましょう。
しかし習っていないことを独学で練習する必要はないので、「本日教わった内容を次回までにほぼマスターしておく」といったペースがおすすめ。
これを続けるのは言うほど簡単ではないので、1年も続いたら相当上手くなっているでしょうね!
レッスン内容を動画に撮っておく
昔と違って、今はスマホで簡単に動画が撮れる時代。
先生に許可を取ったうえで、可能ならレッスンの一部始終を動画に収めておきましょう。
後から自主練するときにも、「ああ、こんなアドバイスをもらったっけ」と教えてもらった内容の確認にとても役立ちます。
出来ない箇所は先生に実演してもらう
「学ぶはマネブ」
言葉で教わるよりも、実演してもらったスイングを見て真似るほうが効率が良いです。
できればこのシーンも動画撮影しておき、後から目に焼き付くまで何回も見直しましょう。
目標地点に対しての現在地を教えてもらう
古いタイプの先生に多いのが、
「私の言う通りにやってれば上手くなるから」
という具合に、生徒と「上達へのビジョン」を共有しないタイプの人。
私はこの考えには真向から反対。
最初に掲げた目標に対して「今自分はどの地点にいるのだろう」という関心はとても大事だと思うから。
その現在地点を知ることにより、今後何をマスターしなければならないのかを自分でも俯瞰的に把握することができるんです。
それを教えてあげるのも、先生の大事な役割だと思っています。
まとめ
さてさて、ちょっと真面目な内容になってしまいましたが、今回はゴルフレッスンの意味と受講するときのコツなんてものをお話してきました。
私の考えでは、ゴルフレッスンが意味のないものとは全く思いません。
むしろ最短で上達するには必須でしょう。
その実、先生には当たり外れがあるのも事実。
だから先生の選択には注意とコツが必要になるのです。
最後にもうひとつ。
100切りが目的ならグループレッスンでもいいけど、本格的に上手くなりたかったら絶対に個人レッスン一択ですよ!
あなたが現在レッスンプロに悩んでいるなら、今回の記事を是非参考にしてみてくださいな。