ゴルフのパット練習を自宅で行う注意点と3つのおすすめドリル!

パッティング
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

あなたは毎晩ご自宅でパッティング練習に励んでいますでしょうか?

「パターマットで練習なんかしても上手くならないよ」
な~んて心の声が聞こえてきましたよ?^^

実は自宅でのパター練習、そう舐めたものでもないのです。
工夫しだいでは、実戦さながらの内容に近づけることも可能です。

とはいえ、それなりの注意点があるのも事実。
今回は、自宅でパッティング練習をするときの注意点と、おすすめドリルを3つご紹介させていただきます。

特にパターで悩んでいる初心者のかたには、気付きが多い内容となっております。
是非お立ち寄りくださいませ!

パッティングの自宅練習での注意点

自宅でパッティング練習をするときに、ならではの注意点があるのはご存知ですか?

キーワードは「本番の環境に近づける」ということ。

もちろんコースグリーンと全く同じ環境で練習するなんてできません。
そこで最低限におさえるべきポイントを3つお伝えいたします。

エースパターで練習する

まず一番大切なこと。
それはエースパターで練習するということです。

エースパターとは、普段コースで使っている一番信頼できるパターのこと。

これで練習しないと意味がない。
というか、むしろ悪影響を及ぼす可能性があるのです。

例えばあなたのエースパターがマレットタイプだったとしましょう。
あいにくそのエースパターが車のトランクに置きっぱなし。

「タッチだけでも練習しておこう…」
と、近くにあるピンタイプのパターで練習したとします。

ご存知の通り、ピンタイプとマレットでは形状が違います。
それどころか、重心距離、重心深度、ヘッドバランスまで、何もかもが別モノなのです。

そのような全く特徴の違うクラブで練習すれば、結果はお分かりですよね?
そう、インパクトのタイミングとストロークの軌道が微妙に変わってしまうのです。

これでは本番とは違うストロークを練習しているようなもの。
そんな練習なら、しないほうがマシとも言えるのです。

シューズを履いて練習する

頭では分かっていても意外とできていないのが、シューズを履いてパッティング練習するということ。

これはあなたにも心当たりありますよね?
家の中では裸足、ゴルフコースではシューズを履いているという身長差による違和感。

家の中でのパター練習では、
「なんかクラブが長く感じる…」
と思いながらも、ちょっとグリップを短く握って練習してしまう。

これ、地味にヤバいんです。
だってシューズの分だけ、2㎝くらい足が短くなったのと一緒なんですから。

例えば指1本~2本短く持ったとしましょう。
するとバランスも数ポイント軽くなります。

先ほどの違うタイプのパターとまでは言いませんが、それでもやっぱり本番と同じ状況とは言えませんよね。

ツワモノは、家の中でもシューズを履いてパッティング練習をします。
別にゴルフシューズでなくてもOK。
安い運動靴を部屋履きとして用意しておきましょう。

それが面倒ならスリッパでも無いよりはマシ。
できるなら2㎝くらい厚底のスリッパなら、よりベターです。

これをやるだけで、ずいぶんと本番のパッティングの感覚に近くなりますよ!

ショートパットのみ練習する

あなたの家のリビングがいくら広いからといって、10メートルものロングパットを練習してはいけません。
家の中ではショートパットの練習に限定しましょう。

その理由は簡単。
カーペットではグリーンとしては重すぎるし、フローリングではあまりにも速すぎます^^

グリーンと似たような速さと固さを、長い距離で再現するのは自宅では困難です。
グリーンとかけ離れた状況で長い距離を練習してしまうと、タッチ(距離感)がおかしくなってしまいます。

だからショートパットの練習に絞り、出玉の打ち出し方向に意識を専念しましょう。

目安としては、長くても2メートルと言ったところ。
出玉のイメージだけなら、1メートルもあれば十分です。

このように、出玉の意識なら自宅でも十分な練習になります。
どうせなら本番に活きる練習をしたいですからね!

初心者におススメの自宅パッティング練習ドリル

ではここから、特に初心者におススメの自宅でできるパッティングドリルを3つご紹介していきましょう。

上級者ならいざ知らず、初級~中級の方なら、これらを地道におこなうだけで距離感・方向性ともに安定すること間違いナシです^^

フォローだけでストローク

初心者のパッティングが安定しない理由のひとつに、インパクトが毎回バラバラというのがあります。
それを矯正するために、フォローだけでストロークしてみましょう。

アドレスで、ボールにピッタリとパターヘッドをセットします。
そこから押し出すようにフォローでボールを転がすようにするのです。

これを繰り返していると、
・インパクトで不要なパンチが入らなくなる
・目標までの距離感が整ってくる
・無駄にテイクバックが大きくならなくなる
こんなにも沢山のメリットを感じることができるのです。

注意点としては手先ではなくショルダーストロークで押し出すこと。
利き手の感覚は大事にしながらも、あくまで大きな筋肉を使ってストロークしてください。

詳細は下の記事で紹介しています。
興味のあるかたは、ぜひご一読くださいませ^^

寸止めタッチ

目標物の手前で寸止めタッチのパッティング練習も効果的です。

用意するのは、高低差のない平らなパッティングマット。
できれば高速グリーン仕様だと尚可です。
カップの手前から上り坂になる、従来のタイプではタッチの練習はできませんよ~。

マットの終点近くに小さな目標物を置いて、それに当たらないギリギリの所で止める練習をします。

初心者の頃は、届かなくて入らないミスよりも、打ちすぎて返しのパットも入らずに3パットとなることのほうが多いんです。

だからよく言われる「カップから30㎝オーバー」なんて考えず、「カップまでジャストの距離」を体に覚えこませるのです。

これが身についてくると、ミドル~ロングパットでも自然とその感覚が湧いてきます。
2ヶ月も続けていると、実際のラウンドで3パットが減っていることに気付くでしょう。

先ほどの「フォローだけでストローク」の練習と相性がバツグンです。
なので組み合わせてみるのも◎です!

スパットを見ながらストローク

最後はスパットを見ながらストロークする練習方法です。
これを意識するだけで、出玉の方向性がグンと安定してきます。

方法はいたって簡単。
アドレスしたら、20㎝先のスパット(目印)を見ながらストロークするのです。

テイクバックでもスパットを見続けたまま。
ボールやパターヘッドなんて見ないのです。

テイクバックでボールを見ているから、ヘッドの動きが目に入って、
「真っすぐ引けているかな…?」
なんて不安になるのです。

だったら最初から見ないほうがイイ。
「この目印に打ち出すんだ!」
だけに集中するのです。

この打ち方も「無駄に大きなテイクバックをとらなくなる」という副産物が付いてきます^^

ロングパットでは距離感重視なのであまりおススメしませんが、ショートパットではこの打ち方が大活躍してくれるでしょう!

まとめ

今回は、自宅でのパッティング練習の注意点とおすすめドリルを紹介させていただきました。
特に初心者~中級者の方には、一度試していただきたい練習方法となっております。

これである程度パッティングスコアがまとまってきてから、次の練習メニューへステップアップしてみては如何でしょうか?

「たかがパターマットでの練習」と侮るなかれ。
工夫しだいで、とっても実になるトレーニングになるのです!