まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
「グリップはユルユルに握ったほうがいい」
こんなアドバイスを受けて実際にユルユルグリップにしてみたら、グリップがグルグル回ってしまってどうしようもない!
こんな経験ありませんか?
私も以前はグリップがズレまくっていて、スイングしていてもクラブがすっ飛んで行かないか不安なくらいでした。。。
そこで今回は、グリップが手の中で回らずに、握った位置からズレなくなる方法をご紹介させていただきます。
正しいグリップなのかは分かりませんが、私の場合はこの握り方をしたことで緩まなくなったことは確かです。
よかったら是非参考にしてみてくださいね!
緩まないグリップの握り方
まずは左手の握り方から。
手順1)
左手は完全にフィンガーで握ります。
小指と「水星丘」とよばれる小指の根本の盛り上がりで、グリップを挟み込むように握ります。
手順2)
そして握る角度。
これは「めちゃくちゃウィークグリップじゃないの?」と思うほど、手の平が上を向いた状態で、小指から中指をクリップに絡めていきます。
手順3)
この時、指の角度はグリップに対して斜めにします。
こうすることで指とグリップの接地面積が増えて、摩擦力が上がります。
決してこのように、グリップに対して指を垂直に当ててはいけません。
手順4)
今度は右手の中指と薬指を、こちらはストロングぎみに絡めながら、グリップに対して斜めに当たるように握ります。
手順5)
ここが一番大事なところです。
このように、左右の手の平が少し開いた状態になっていますよね?
それを内側に絞るように寄せていくんです。
まるで雑巾を絞るように。
手順6)
すると、右手の生命線の凹んだラインに、左手の親指の出っ張りがイイ感じでフィットします。
こうすることで「絶対ズレるわけがない!」と思えるような、強力なグリップ力と安心感が湧いてくるんです。
右手の親指と人差し指、そして小指は、どう握っても問題ありません。
こと「ズレないグリップ」に関してだけ言えば、この3本の役目はどーでもいいんです。
大事なのは、雑巾を絞るように左右の手を内旋させながら握ることなのです。
同時に、指をグリップに斜めに当てることも大切ですよ!
この握り方のデメリット
さて、特段に力を入れているわけでもないのに、何とも言えないような安心感を得られるこの握り方。
この握り方にも欠点が無いわけではありません。
私が感じた大きなデメリットを2つお話しておきましょう。
太いグリップとの相性が悪い
この握り方の特徴として、左手を小指と水星丘というせまい所で挟み込みます。
ということは、最も太いグリップエンド付近に短い小指を巻き付けなければならないのです。
手のサイズの大きい人や、指の長い人なら問題ないでしょう。
しかし私のように指も短ければ足も短いオッサンにとっては、細めのグリップでないと握りこめないんです。
小指に大きな負担がかかる
このグリップは、力まなくても大きな摩擦力で勝手に締まった握りになるのが長所です。
だから自分の意識としては「ゆるゆるグリップ」で振っていけるんです。
しかし実際にスイングを続けていると、今までではありえないくらいに小指にマメができるんです。
自分では小指に力を入れている意識なんてないのに…。
ということは、スイング中、またはインパクト時に、よっぽど小指側に負担が掛かっているんだと思います。
小指側で握れている証拠でもあるのでそんなに悪いことではないと思いますが、どこかに集中してマメができるのは如何なものかと。。。
それだけ不自然な力配分になっているとも言えますからね。
特にコード入りのグリップをお使いの方は気を付けてください。
けっこう小指がガサガサに硬くなりますよ!
まとめ
今回は、「手の中でグリップがグルグル回ってしまってどうしようもない」という方に向けて、私なりの解決方法をお伝えさせていただきました。
グリップスタイルの良し悪しは置いておいて、スイング中にグリップがズレて困っている方にはおススメです。
「クラブが飛んで行くのでは…」
このように、冷や冷やしながら練習場でクラブを振っている方はぜひ一度お試しあれ!