ゴルフで120切りを達成する戦術|初心者が注力すべき練習はコレ!

コラム
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

初心者ゴルファーにとって、まず最初に立ちはだかるのは「120の壁」でしょう。

「120なんて誰でもすぐに切れるよ」
と侮ってはいけません。
適当なコースマネジメントでは、意外と大きな落とし穴が待っていたりするものです。

今回は、1発で120を切るマネジメントと練習方法について真剣に考えてみました。
初ラウンドが近い初心者ゴルファーは、ぜひ参考にしてみてください!

コースに出るまでの事前練習

コースのラウンドでバッチリ結果を出すために、事前の練習はしっかりやっておきましょう!
テーマは「120を切るために必要なことだけ」を集中的に磨くのです。

余計なことをやっているヒマはありません。
つまらない練習内容かもしれませんが、ここは花より実を取っていきましょう!

まずはパターを猛特訓すべし

くぅ~っ!
いきなり地味なのが来ましたね!

そう、パターを猛特訓するんです。
なぜなら、それが最も効率が良いからです。

ショットを1打縮めるには、それなりの練習量が必要です。
しかしパット数を1打縮めるだけなら、少しの練習でそれが可能です。

シングルさんのように、30パットを29パットにするのであればやさしくはありません。
しかし120ストローク以上のスコアなら、おそらくパット数は45回ほどでしょう。
これを40パット以内に収めるということであれば、そう難しい話ではないのです。

だから、まずはここにメスを入れていきます!

 

初心者ゴルファーがパット数を減らすコツは、ショートパットとロングパットを徹底的に練習するのが効率的です。

その方法は下の記事で紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください!

次に5Wを練習すべし

次は5Wを練習します。
同じフェアウェイウッドでも、3W(スプーン)はちょっと難しいクラブです。
ここでは、5Wくらいの長さとロフトが丁度いいのです。

何が丁度いいのかは後にするとして、ここではティーアップと、ティーアップしていない地べたからの、両方を練習しておきましょう。

最後にPWを練習すべし

そして最後はピッチングウェッジです。
これも徹底的に練習しておきましょう。

PWはショートゲームの万能クラブ。
これ1本あれば、100ヤード以内のあらゆる状況からグリーンオンさせることができます。

なぜサンドウェッジやアプローチウェッジじゃ駄目なのか?
それは単純に難しいからです。

ロフトが立ちすぎても難しいのですが、ロフトが多すぎても難しいのがゴルフクラブの厄介なところ。
なので、最も易しいであろう40度台前半のロフトが付いているPWならば、打てるようになるまでが圧倒的に早くなるんです。

フルショットだけでなく、中途半端な距離もたくさん練習してください。
10ヤード~80ヤードくらいまでは、PW1本である程度寄せられるくらいにまでなっておきましょう!

実際のコースでの戦術

さて、十分な下準備のもと、いざコースへ!
これまでの練習の成果を活かす時がきました。

もちろん目標は「120切り」ですから、派手なプレーは一切必要ありません。
前日までに練った組み立てを、当日はひたすら実行するのみ!

ここからは、そんな「仕事人」に全振りしたマネジメントについてご案内いたしましょう。

ティーショットは5Wに徹底する

先ほど「5Wが丁度いい」と言いました。
何が丁度いいのかと言うと、ティーショットに丁度いいんです。

ティーショットでは、ドライバーなんて一切使いません。
なんなら3Wだって使いません。

構えた時に安心感があって、こすっても大きく曲がらない。
そして、ひとまず180ヤードくらいの飛距離が出せる5Wでのティーショットに徹しましょう。

ティーグラウンドから200ヤードほどの池が続いているホールならばどうするか?

そんなコースは行かないでください!
正直、120回を切れないゴルファーがチョイスするコースではありません(笑)

万がイチ、チョロっても陸続き。
こんなコースを選ぶのは大前提です。

2打目以降はユーティリティを多用する

そしてセカンドショット以降。
これはユーティリティクラブを使いましょう。

アイアンなんて使ってはダメ。
ダフリ、トップ、スライス、シャンク、なんでも飛び出してきます。

ユーティリティはソール幅が広くてダフリに強い。
ユーティリティは球が上がりやすいのでトップに強い。
ユーティリティは球が捕まりやすいのでスライスに強い。
ユーティリティはネックが強調していないのでシャンクしにくい。

最高です…。

 

「でもユーティリティなんて練習していなかったじゃん…。」

でも安心してください。
5Wをある程度打てるようになっていれば、ユーティリティが打てないはずはありません。
5Wよりも更に短く、ロフトも多い。

構えた瞬間に、
「やさしい…。」
と感じるはずです。

 

番手は、U3だとちょっと長いかもしれません。
U4、またはU5あたりを忍ばせておきましょう。

それ以下の飛距離帯なら、U5を短く持ったり、ハーフスイングで対応しましょう。
ヘタにアイアンのフルスイングをするより、よっぽど成功の確率が高いです。

グリーン周辺まで運んだらとにかく1回でオンさせる

5Wとユーティリティでグリーン近くまで運んだら、ここからはPWの出番です。

さんざんっぱら練習したPWを使って、とにかくグリーンに乗せましょう。
「寄せよう」なんて微塵でも思ってはダメ。
どんなに大きいグリーンであっても、とにかく乗せるのです。

グリーン周辺からなら、カップまで15メートル圏内に乗せることは難しくありません。
これを寄せようとするから、ミスを呼んで難しくさせるのです。

カップを中心とした、半径15メートルの巨大なプールを想像してください。
あなたはそのプールに、ボールを「ポチャン」と入れるだけでいいのです。

グリーンに乗せたら平均2パットを目標にする

さあ、ここまで来たら最終仕上げです。
一番最初に、一番練習した、パッティングの成果をここで発揮してください。

目標は平均2パット。
1ラウンドで36パットです。

しかしそんなに甘くありません(笑)
36パット出せるなら、100だって切れるレベルだからです。

なので、ここは40パットを目指しましょう。
とはいえ、最初から40パットを目標にしていたら45パット以上は叩いてしまうでしょう。

目標はあくまで36パット。
つまりは平均2パットですね。

ここに目標を置いていれば、なんやかんや3パットがありながらも40パット前後を達成できるはずです。

まとめ

こんな感じで18ホール続けることができれば、120ストロークを切ることは難しくないはずです。

それどころか、易しいコースで尚且つパットの調子が良ければ、100ストローク前後でのラウンドも夢ではありません。

あとは、派手なことは狙わずに「120切りに専念する」という強い意志を持てるかどうか。
ここに全てが掛かっていると言えるでしょう。