まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
ゴルフを始めたばかりのあなた、練習場で隣のオジサンが快音を響かせて飛ばしているのを見て、「自分は全然飛ばないなぁ…」なんて落ち込んでいませんか?
私も昔は、ボールがどこへ行くかより、何ヤード飛んだかばかり気にして、挙句の果てに力みすぎて腰を痛めたものです。
でも、実はその飛距離という魔物、正体を知ってしまえば怖くありません。周りの飛ばし屋のプレッシャーに負けて、不自然な力みでスイングを壊すのが一番良くないのです。
この記事では、私が長年のゴルフ人生で培った知恵と、海外の統計データを駆使して、初心者のあなたが本当に目指すべき現実的なラインを伝授します。
これを読めば、明日からの練習がもっと楽しくなるし、コースで「おっ、やるな!」と言われるようになるはずです。飛距離コンプレックスを解消して、楽しいゴルフライフをスタートさせましょう!
- 男女別の平均飛距離
- すごいと言われる基準
- 番手ごとの距離目安
- 飛距離を伸ばすコツ
ゴルフ初心者は何ヤード飛ばすべき?

初心者のあなたがコースで恥をかかないために、そして何より楽しくプレーするために知っておくべき「飛距離の基準」を、客観的なデータを元に解説します。
まずは自分を疑わず、今の立ち位置を正しく把握することから始めましょう。
何ヤード飛んだらすごいと言われる?
練習場やコースで「お、飛ぶねぇ!」なんて言われたら、誰だって悪い気はしませんよね。でも、世の中の「飛ばし屋自慢」には少し注意が必要です。
一般的に、男性のアマチュアでドライバーのトータル飛距離が230ヤードを超えてくると「平均より上」として認知され始めます。さらに250ヤードを超えたら、もうそれは立派な「飛ばし屋」の部類です。
シングルプレーヤーの平均が259ヤード程度(ハンデ10前後)ですから、初心者のうちからそこを目指すのは、いきなり大リーガーの球を打とうとするようなものです。

女性の場合は、180ヤード飛ばせれば「初心者卒業レベル」、200ヤードを超えたら同伴者から驚きの目で見られるはずです。
ただ、大事なのは「最大飛距離」ではなく「平均」です。10回に1回しか出ない250ヤードより、毎回きっちり200ヤード運べる方がスコアはまとまるものです。
もし周りに飛距離を自慢してくるオジサンがいたら、「すごいですねー」と聞き流しながら、心の中では「こちらは安定感で勝負だ」と思っていればいいのです。
無理に張り合ってスイングを壊すのが、一番の遠回りですからね。まずは自分が今どの位置にいるのかを冷静に見てみましょう。
男性のドライバー平均飛距離

さて、現実的なお話をしましょう。
多くの初心者が「250ヤード飛ばさなきゃ」と思い込んでいますが、海外の統計データ(Shot Scopeのパフォーマンスアベレージ)を見てみると、ハンデ25程度の男性初心者のリアルな平均トータル飛距離は約204ヤードです。
(出典:Shot Scope『Reduce your handicap – 25hcp Law of Averages』)
いかがでしょうか?意外と少ないと思ったのではありませんか?
でも、これが現実なのです。
コースでは斜面もありますし、緊張もします。
練習場の平らなマットの上で出た「奇跡の一発」を基準にしてはいけません。風や芝の抵抗、それにプレッシャーを考えれば、200ヤードちょっとが初心者帯の真っ当な数字と言えます。
初心者のうちは、200ヤード飛ばせれば十分にコース攻略は可能です。というか、200ヤードを確実にフェアウェイに置けるなら、100切りだって夢ではありません。
逆に、230ヤード飛ぶけれど半分はOB…という人より、200ヤードで常に生き残る人の方が、ゴルフ仲間からは「手強い」と思われるものです。
もし今のあなたが200ヤード前後なら、自信を持ってください。そこからミート率を上げていけば、自然と210、220と伸びていきますから、今は基礎固めに集中しましょう。
焦りは禁物です。
飛ばしたい気持ちは分かりますが、まずは真っすぐ運ぶ楽しさを知ってほしいと思います。
初心者の女性が意識する目標値
女性の初心者が目指すべき一つの大きな壁、それはドライバーで160ヤードです。
データによれば、ハンデ26以上の女性初心者の平均トータル飛距離は約166ヤードとなっています。まずはここを安定してクリアすることを目指しましょう。
女性の場合は筋力以上に、「どれだけ効率よくボールに力を伝えられるか」が重要になってきます。無理に力んで腕だけで振ろうとすると、ボールは右へ左へと散らばって、飛距離も伸び悩む負のループに陥りがちです。
女性は特に、リズムとタイミングを大切にするのがコツです。

まずは、150ヤードを確実にキャリーで運べるスイングを身につけることです。それができれば、レディースティーからのプレーなら十分にパーオンが狙えるホールが増えてきます。
飛距離アップのコツとしては、後で詳しく紹介しますが、自分に合った「軽い力でしなるクラブ」を使うことが近道です。重すぎるクラブを振り回して、「自分はゴルフに向いていないかも…」なんて悩むのはもったいないですよ。
適切な道具を選べば、女性でも驚くほど飛距離は伸びるものですから、まずは166ヤードという数字を一つのベンチマークにしてみてください。
優雅なスイングこそ、女性ゴルファーの最大の武器なのですから。
クラブ選びで迷ったら、ゴルフクラブのメンズとレディースの違いと選び方も整理しておくと、余計な遠回りを減らせます。
初心者の7番や9番アイアン飛距離の目安
アイアンの話になると、急に「7番で150ヤード飛ばす」と言う人が増えますが、これも初心者のうちは罠です。
実際のデータでは、初心者の7番アイアンのトータル飛距離は約132ヤード。9番アイアンなら108ヤード程度が平均です。
思っていたより短いと感じるかもしれませんが、これが「実戦で計算できる数字」です。
アイアンは飛ばすクラブではなく「狙った場所に運ぶクラブ」ですから、この数字をベースにコースマネジメントを組むのがスコアアップの最短ルートです。

最近はロフトが立っている「ストロングロフト」のアイアンも多いため、番手ごとの距離は人によって全く違います。
ですから、同伴者が「7番で打つよ」と言ったからといって、自分も7番を持つ必要は全くありません。自分の7番が130ヤードなら、130ヤード残った時に迷わず7番を持てるようになれば、立派なゴルファーです。
9番アイアンも、100ヤードを確実に打てる「必殺武器」に育てることができれば、グリーン周りでの無駄な打数がグッと減るはずです。
まずは、自分のリアルな番手別距離を受け入れることから始めましょう。それがゴルフIQを高める第一歩なのです。
ゴルフクラブ飛距離一覧
ここで、男性の初心者(ハンデ25前後)をモデルにした、一般的なクラブ別の飛距離目安を一覧表にまとめてみました。自分の今の飛距離と比べてみてください。
あくまで「トータル(ランを含む)飛距離」の目安ですので、キャリー(空中を飛んでいる距離)はこれより10〜20ヤード短くなると思っておけば間違いありません。
これを知っておくだけで、コースでのクラブ選択に迷いがなくなるはずです。無理なショットを減らすための、いわば「攻略本」だと思って活用してください。
| クラブ番手 | 初心者平均(男性) | 目指すべき目標 | 役割 |
|---|---|---|---|
| ドライバー (1W) | 204Y | 220Y | ティーショット専用 |
| 3番ウッド (3W) | 178Y | 190Y | フェアウェイからの距離稼ぎ |
| 5番アイアン (5I) | 143Y | 155Y | 長いパー3やセカンドショット |
| 7番アイアン (7I) | 132Y | 145Y | 最も基本となる番手 |
| 9番アイアン (9I) | 108Y | 120Y | ピンを狙うショット |
| PW | 90Y | 100Y | アプローチの主役 |
| SW | 80Y | 85Y | バンカー・高い球 |

この表を見て、「自分はもっと飛んでいる!」と思う人もいれば、「全然足りない…」と焦る人もいるでしょう。
でも大事なのは、この番手間の「階段」がきれいに作れているかどうかです。全部の番手が130ヤードくらいで固まっていませんか?
初心者のうちは、長いクラブ(5番アイアン以上)を使いこなすのが難しいため、無理にウッドやロングアイアンを使わず、自分が確実に打てる番手で刻むのも勇気です。
一つ一つの階段をしっかり上がることが、結局は一番早い上達法なのです。
ゴルフ初心者の何ヤードという悩みへの回答

飛距離の基準がわかったところで、次は「どうすればその飛距離を伸ばせるか」、そして「なぜ飛距離が落ちてしまうのか」という具体的な悩みに答えていきます。
精神論だけでなく、科学的な視点と、おやじ流の道具選びの裏技も公開するので見逃さないでくださいね!
初心者が飛距離を伸ばす秘訣
「もっと飛ばしたい!」と願うあなたに、一番伝えたいのは「筋トレよりミート率」です。初心者が飛距離をロスする最大の原因は、実はパワー不足ではなく「芯に当たっていないこと」なのです。
100の力で振って芯を外すより、60の力で芯を喰う方が、ボールは遥か遠くへ飛んでいきます。これをゴルフ界では「スマッシュファクター(ミート率)」と呼びます。
プロはこの数値が常に1.4〜1.5くらいありますが、初心者は1.2台でうろうろしていることも珍しくありません。まずは「当てる」ことが先決です。
インパクトの形を安定させたい人は、コックをほどかないインパクトを作る練習方法も参考になります。

ミート率を上げるための練習としておすすめなのが、「ハーフスイング」や「ベタ足」の練習です。振り幅を小さくして、自分の体がどう動いているか、クラブのどこに当たっているかを意識するのです。
地味な練習ですが、これが飛距離アップの最短ルートですよ!
初心者に最適なおすすめドライバー
技術も大事ですが、道具に頼るのも立派な戦略です。
初心者が選べきドライバーの絶対条件は「曲がらない」「つかまる」「ミスに強い」の3点。最近のドライバーは本当に進化していて、芯を外しても飛距離が落ちにくいモデルがたくさんあるんです。
私が特におすすめしたいのが、やっぱり「ゼクシオ 14」ですね。
これはもう、幅広い層に支持される完成度。振り抜きの良さと、どこに当たっても真っすぐ飛んでいく寛容性は、初心者の強い味方です。爽快な打音も気分を上げてくれます。
他にも、とにかく曲げたくないなら「ピン G440 MAX」も外せません。これは慣性モーメントが非常に高くて、ヘッドがブレにくいのが特徴です。
スライスで悩んでいるなら、つかまり重視の「ピン G440 SFT」や「キャロウェイ ELYTE X」なども良い選択肢になります。
あと、意外と盲点なのが「シャフトの硬さ」です。
男ならSだ!なんて意地を張らず、初心者のうちはRやSRを選んだほうが、シャフトのしなりを上手く使って楽に飛ばせます。
シャフトの硬さが合わないとスライスが強く出るケースもあるので、シャフトの硬さによるスライスの原因と最適な選び方も一度整理しておくと、道具選びで迷いにくくなります。
道具選びで悩んだら、見栄を捨てて「やさしさ」を選んでくださいね。

ドライバー選びの豆知識
初心者はロフト角を「10.5度」以上にするのがおすすめです。ボールが上がりやすくなって、キャリーを稼ぎやすくなります。低いライナーしか出ないという人は、思い切って12度のモデルを試してみるのも一つの手ですよ!
初心者の飛距離を伸ばすおすすめアイアン
アイアンで飛距離を稼ぎたいなら、いわゆる「飛び系アイアン」を選ぶのが手っ取り早いです。
鉄板としては、バックフェースが大きく凹んだ「ポケットキャビティ構造」で、重心が低くて深いモデルですね。これなら多少ダフってもソールが滑ってくれますし、ボールも高く上がりやすい。
おすすめは「テーラーメイド Qi MAX アイアン」や「ダンロップ ゼクシオ 14 アイアン」。
これらは「ストロングロフト設計」といって、同じ番手でも昔のクラブより1〜2番手分飛ぶようになっているのです。道具の力で楽をしましょう!

でも、一つだけ注意してほしいのが、飛ぶアイアンを使うと「短い距離の打ち分け」が難しくなることです。ですから、飛び系アイアンを入れる時は、ウェッジ(AWやSW)もしっかり充実させて、グリーン周りの隙を無くすことが大事です。
あと、アイアンでも「カーボンシャフト」を検討してみてください。最近のカーボンはしっかりしていますし、何より軽いので、18ホール回っても疲れにくいんです。
初心者のうちは「スチールじゃなきゃ恥ずかしい」なんて思う必要はありません。楽に飛ばしてパーを取った方が、ずっとかっこいいですからね。
飛距離を助けるおすすめボール
「ボールなんて何でも一緒だろう」と思っているあなた、それは大間違いです。
初心者がプロの使うような「スピン系ボール」を使うと、スライス回転が増幅されて、余計に飛距離をロスすることがあるのです。
そこでおすすめなのが、サイドスピンを抑えて真っすぐ飛ばす「ディスタンス系ボール」です。
一番の鉄板は「本間ゴルフ D1」。安くて飛ぶ、初心者のための定番ボールです。
これを1ダース買っておけば、OBで失くしても心が折れにくいですし、何より飛ぶので自信がつきます。コスパも最強です。

他にも、「スリクソン AD SPEED」は打感が柔らかくて、かつ初速が出やすい設計になっています。
女性やヘッドスピードが遅めの人なら、キャロウェイの「ERC SOFT」もいいですね。アライメントの線が入っているので、パターの時も便利です。
自分に合ったボールを見つけると、それだけでドライバーが5ヤード、10ヤード変わってくることもあります。ゴルフショップに行ったら、高いボールに目移りせずに、まずはディスタンス系の棚をチェックしてください。
初心者のうちは「飛ばしてナンボ、失くしてナンボ」の精神でいきましょう!
打ちっぱなしとコースの飛距離の違いを知る
これが初心者を一番悩ませる原因かもしれません。「練習場ではあんなに飛んでいたのに、コースに来たら全然飛ばない!」という経験、ありますよね?
実は、これには明確な理由があるのです。
練習場で使われている「レンジボール」は、耐久性を上げるためにコース用のボールより飛ばない設計(通常10%程度ダウン)になっていることが多いのです。
逆に、コースでは「公認球」を使うので本来は飛ぶはずなのですが、そう上手くいかないのがゴルフの深さですね。練習場と本番は別物と考えたほうが賢明です。

大きな原因の一つは「コースの芝」です。
練習場のマットは少々ダフっても滑ってくれますが、コースの芝はそうはいきません。少しでも手前から入ったら、地面にパワーを吸い取られて飛距離がガクンと落ちます。
さらに、コースでは風もありますし、傾斜もあります。おまけに「飛ばそう」という邪念がスイングを狂わせます。
ですから、練習場での距離は「最高のコンディションでの最大値」として捉え、コースでは練習場の8割くらいの飛距離でマネジメントを組むのが正解です。
無理に練習場の自分を追いかけないように、余裕を持って番手を選ぶのが、大人のゴルフですよ。
まとめ:ゴルフ初心者は何ヤード飛ぶか
さて、ここまで「初心者の飛距離」というテーマで、色々な角度からお話ししてきましたが、最後に大事なことをまとめておきます。
初心者のあなたが飛距離で悩むのは、上達したいという熱意がある証拠。でも、数字に縛られすぎてゴルフの楽しさを忘れてはいけません。まずは自分のリアルな飛距離を認め、そこからコツコツ積み上げていくのが一番の近道です。
以下の表とポイントを、今後のあなたのゴルフライフの参考にしてみてくださいね!
脱初心者のための飛距離総まとめ
| 項目 | 男性初心者目安 | 女性初心者目安 |
|---|---|---|
| ドライバー飛距離 | 204ヤード前後 | 166ヤード前後 |
| 7番アイアン飛距離 | 132ヤード前後 | 122ヤード前後 |
| 9番アイアン飛距離 | 108ヤード前後 | 100ヤード前後 |
| 推奨ボールタイプ | ディスタンス系 | ディスタンス系 |
| 練習ドリルの鍵 | ハーフスイング | 体の回転の意識 |
飛距離はあくまで一つの指標です。200ヤード飛ばせれば、ゴルフの世界は無限に広がりますよ!


