ゴルフで80台を出すために必要なマネジメントは?クラブごとに紹介

マネジメント
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

80台でのラウンドを目指しているアベレージゴルファーは必見です!

100を切ることは、ある程度の練習量を重ねていれば誰でも可能です。
しかし90を切ってくるには、計画や考えかた、いわゆるマネジメントが必要になってくるのです。

今回は80台で回るために必要な、クラブごとのマネジメントをご紹介していきます。
今まで漠然と取り組んでいた方は、ぜひ参考にしてみてください!

80台を出すパッティングでのマネジメント

まずはパッティングでのマネジメントからいってみましょう!

合計34パット以下におさめる

18ホールの合計パット数は、34ストローク以内を目指してください。
平均2パットである36ストロークでは、80台を狙っていくには少し物足りません。

なので、基本的に平均2パットペースで進めながらも、時々1パットで沈めるホールが出るようにします。

そこで大事になってくるのがショートパット。
1メートルの距離を確実に入れられるようになっておきましょう。
ここをペロペロと外しているようでは、90の壁を破るなんて夢のまた夢なのです。

ショートパットは自宅で十分に練習可能です。
下の記事では、自宅でのパッティング練習のコツをご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。

ミドルパット以上は距離を合わせる

4m~5mのミドルパット、ちょっと入れたくなっちゃう距離ですよね!
でもここはグッと我慢の子。
距離を合わせることに専念しましょう。

目安としては、カップから50センチ以内に寄せるつもりで打ってください。
50センチ以内の返しなら、そんなにプレッシャーがかからずに打てるはずです。

パッティングの距離感を磨く方法は、下の記事で解説しています。
よろしければこちらも参考にしてみてくださいね。

返しのパットはできるだけ上りにつける

その返しのパットは、極力上りにつけましょう。
なぜなら下りよりも上りのラインのほうが、断然やさしいからです。

下りは強く打てません。
だからどうしても、タッチを合わせた打ち方になってしまう。

すると小さな傾斜や凹凸の影響を受けやすくなり、ラインを外れやすくなるのです。

その点、上りのパットはしっかりと打つことができます。
すると今度はその逆に、少々の傾斜や凹凸はボールの勢いが殺してくれます。
なのでラインがシンプルになり、タッチもデリケートでなくなるので、カップインする確率が上がるということなんです。

 

よくあるのが、上りのパットを強く打って1メートルほどオーバーして、その下りのパットも外してしまうケース。
こういうミスは一番勿体ないです。

例え上りのラインでも、自信を持ってカップインできるとき以外は、ある程度タッチを合わせることも重要です。

80台を出すアプローチでのマネジメント

次はアプローチでのマネジメントです。

5:5のピッチ&ランを基本とする

80台を目指すほどの中級者予備軍ともなれば、色々とやってみたくなるんです。
フワりと上げてみたり、キュキュッとスピンを入れてみたり。

でもあなたも分かっているはずです。
80台でラウンドするのに、そんな高度な技なんて必要ないってこと。

だからここはピッチとランの比率が5:5となるような、オーソドックスなピッチ&ランのアプローチを基本としましょう。

まずはピッチ&ランが出来ないかを考える。
出来なかったときに、次に簡単な寄せの方法を考える。

80台を安定して出すためには、この思考順序をクセ付けすることをお勧めいたします。

寄せようとせず乗せようとする

これも先ほどの流れの延長ですが、こんな考え方もあります。

ピッチ&ランで寄らないような状況でも、無理に他の寄せ方にチャレンジすることはありません。
「寄せよう」と思わなければ、ピッチ&ランが使えるということ。

例えばピン方向に打たなくても、グリーンのセンター狙いでOKと考えれば、無理に難しいアプローチに挑戦する必要はないのです。

「とにかくグリーンに乗せておく」
このように考えれば、先ほどのパッティングマネジメントを駆使して、そこから2パットで押さえることができるはずです。

グリーン周辺ならパターかショートウッド

グリーンエッジや花道からのアプローチを舐めてはいけません。
このような一見単純で簡単そうに見える状況から、意外とミスは発生するものです。

特に逆目の芝や、洋芝には要注意!
ウェッジで打つと、少しでもダフればチャックリのミスに繋がりやすいのです。

少しでも「何か嫌だな」と感じたら、迷わずパターを使いましょう。

ピンまで距離のある状況ならショートウッドやユーティリティを使うのも手です。
しかしぶっつけ本番では距離感が合いにくいため、事前に少し練習しておく必要があります。

80台を出すアイアンでのマネジメント

次はアイアンでのマネジメントをご紹介します。

全てのショットで8割スイング

アイアンでミスを連発する人に共通しているのは、常にフルショットをしているということです。

アイアンは飛ばすクラブではありません。
狙った場所へ「運ぶ」クラブです。
だからアイアンのスイングは8割の力感がフルショットだと思ってください。

ここまでは誰でも頭の中では分かっているんですよね!
でも本番になるとどうしても全力少年になってしまう…。

そんな方のために、2つのコツをお伝えいたします。
・打つ前に、8割の場所で止める小さなフィニッシュの素振りをする
・当然少し飛距離が落ちるので、これまでよりも1番手上げる

この2つを意識するだけで、意外とイケちゃうものです。

ライが悪ければゴロで良しと思う

アイアンショットは「ロフト通りに上がらなければカッコ悪い」と思いがちです。
しかし、そんなことは一切考える必要ありません。

特にライが悪い状況。
ディボット跡やベアグラウンドなど、こんな状況ならまともに上がるほうが奇跡です。

「ゴロでもOK!」
と思って、短めに持ってトップボールを打つくらいの意識で打っちゃいましょう。

80台を出すには、致命傷となるミスを極力減らすことが大事です。
数メートルしか飛ばないザックリや、2打目OBに注意しながら、確実に前に運ぶことを最優先に考えましょう。

80台を出すウッドでのマネジメント

最後はウッドでのマネジメントです。

少しでも左右が不安なティーショットは3Wか5Wで

他の記事でも再三お伝えしていますが、とにかくティーショットでのOBを避けなければなりません。
2ストロークもプラスされる上に、全く同じ場所から打ち直しというのは、ゴルフで最もダメージの大きいミスなのです。

なので、例え50ヤード飛距離を落としたとしてもコース内にボールが残っていることが重要です。
それが例えラフやフェアウェイバンカーであっても、OBを出してしまうよりは10倍マシなのです。

だから、どんなホールのティーショットでも毎回ドライバーを使うというのは如何なものでしょう?
必要に応じて3W、状況によっては5Wを使ってもいいと思っています。

「他のみんながドライバーだから…」
というのではなく、80台を出すには自分のマネジメントを最優先したクラブ選びが重要になってきます。

7Wは必需品

こちらの記事でも紹介していますが、7Wを使いこなせるようになるかどうかは結構大切になってきます。

80台を目指すような人たちならば、バックティーでやることも多いはず。
それなら尚のこと、長距離帯をカバーできる得意クラブの存在は必須でしょう。

ショートウッドは、意外と何年も前のモデルに名機があったりします。
10年供に闘うことができる相棒を探して、中古ショップ巡りをしてみては如何でしょうか?

真っ直ぐ打とうとせずに持ち球を活かす

ウッドは、最も左右に曲がりやすいクラブのひとつです。
だから無理にストレートボールを求める必要はありません。

むしろその特性を活かして、どちらかに曲がる球に統一してしまいましょう。

スライスならスライスで結構です。
それを持ち球として、いつでも同じような曲がり幅のボールが打てるように練習するのです。

一番ダメなのは、数回に1回逆玉が出ること。
これが多いと、コースマネジメントどころではなくなります。

とはいえ、我々はプロではないのですから何十球に1球程度なら仕方ないです。

しかしなるべく逆玉が出ないように、
「スライスを捕まえる練習をするのではなく、スライスに磨きをかける」
このような練習スタイルも、最速で結果を出すために有効になる場合があるのです。

まとめ

今回は、80台でラウンドするためのクラブごとのマネジメントをご紹介してきました。
傾向としては、「ミスをした時にダメージを小さくする」という考え方が基本になります。

ゴルフに逆転満塁ホームランは、ほぼありません。
ホールインワンという奇跡が起きたとしても、OBを1発打てば御破算という非情なゲームです。

なので、現在のスコアを崩さないように地道にキープしていくにはどうすればいいか?
この視点に立っていれば、自ずと今何をすればベストなのかが見えてくるはずです。