まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
初心者の頃は、コースに行くたびに色んな不安を抱えていたものです。
「忘れ物はないか?」
「ルールは覚えているか?」
「マナーは大丈夫か?」
前の日から気になって、なかなか寝付けなかったのを今でも覚えています。
その中でも特に心配だったのが、
「周囲に迷惑をかけないか?」
でした。
要するに、
「どのくらいのスコアで回ればいいのか?」
今回は当時の気持ちを思い出しながら、このあたりを綴ってまいりたいと思います。
コースの混雑状況による
4サムなら、ハーフ2時間が目標とされていますよね。
長くても2時間半といったところでしょうか。
これは当然、コースの混雑状況によって違ってきます。
毎ホールごとにティーグラウンドで待たされるような状況なら、3時間近くかかることも珍しくありません。
ここでは、こう仮定しましょう。
・初心者は4人の中であなたひとり
・他の3人は全員100を切れるレベル
・普通ならハーフ2時間ほどで回れる混雑状況
この状況であれば、あなたはハーフ60回を目指しましょう。
ラウンドで120回のペースですね。
他の3人が全員80台を出せる腕前なら、ハーフ65回でも大丈夫です。
あなたひとりが130回ペースでも、他の方がペースを埋めてくれます。
こんな感じで、おおよそ「ハーフ2時間~2時間15分ペース」といったところでしょう。
これ以上あなたが大叩きしてしまうと、後続組を待たせてしまう可能性が高まります。
同組の人数は少ないほうがベター
当然と言えば当然ですね。
パーティの人数は少ないほうが進行が早いです。
ただし「2サムがベストか?」と言えば、そうとも限りません。
なぜならチームワークの連携が組めないからです。
例えば3サムだったとしましょう。
初心者は、あなたひとりです。
あなたはショットを打つたびに、使う番手に悩みます。
まだラウンドの要領がつかめていないので、クラブやボールを取りにカートに戻ったりするかもしれません。
ショットした後のディボットへの目土なんて、考えるヒマさえありません。
そんな無駄な時間を作らないために、1人は「お世話係」が必要です。
あなたの代わりにクラブをチョイスし、
あなたの代わりに打ち直しのボールを手渡し、
あなたの代わりにディボットへの目土をする。
そんな頼りになる「お世話係」がいるだけで、あなたは一人でプレーするより倍のスピードで進めるのです。
そしてもう一人は、カートを移動したり、周囲の状況を把握したりなど、パーティ全員の進行を管理します。
この完璧なトライアングルを形成することで、ヘタすると2サムよりサクサク進行することができるでしょう。
こんな心強いチームであっても、あなたが気兼ねなく大叩きしていい理由にはなりません。
このチームワークをもってしても、上限はハーフ65回に抑えてください。
同組に一人は中級者以上のプレイヤーを
最低でも、同組に一人は中級者がいてほしいところ。
ここでの中級者とは、コンスタントに80台を出すことができるプレイヤーです。
いわゆる「アベレージゴルファー」と言われる90台でラウンドするプレイヤーは、けっこう自分のことで精一杯です。
しかし毎回90を切ってくるレベルになると、周囲への視野が一気に広くなってきます。
セカンド地点からティーグラウンドを見返してみたり、自分以外のボールマークを直してみたり、前組との間隔が広がったと思ったら先頭に立って早く歩いてみたり。
その視野の広さから、パーティのマネジメント、そしてペースメイクにおいて、大変心強い存在となってくれるのです。
このような頼れるリーダーがいる場合、あなたの出来ることはひとつです。
とにかく走ること。
同組内のペースはリーダーがしっかりと作ってくれます。
だからあなたは自分のプレーだけに集中する。
むしろその方が周囲に迷惑がかかりません。
ボールとクラブを多めに持ったら、とにかく走るんです。
「急いで打ちなさい」ということではないんです。
ショット以外の時間で省けるところはなるべく省く努力をするということが大事なのですね。
しかし、たとえ頼れるリーダーでも、一人で全員の面倒は見れません。
何人も同組に上級者がいるなら別ですが、このケースの場合ではあなたはハーフ60回を目標にしなければいけないでしょう。
スコアに神経質になりすぎない
最後にちょっとあるある話を。
たま~に見かけるのですが、初心者なのにスコアにこだわりすぎる人がいたりします。
スコアを縮めることに意識が高いのはいいことなんですが、
「今のホール13回だっけ?違う12回だよ!」
なんてことを、ホールアウトしたグリーン上で指を折っているのはマズイですよね。
他にも、
「6オン3パットじゃないよ、5オン4パットだよ!」
どーでもエエわい!(笑)
こんな話をどうしてもしたかったら、さっさとカートに乗ってその中でやってくださいね^^
まとめ
今回は、初心者が迷惑をかけないスコアと、スロープレーを回避するコツ的なお話をさせていただきました。
昔と違って、今はキャディーさんのいないセルフプレーが一般的。
次から誘われることのない「痛いヤツ」にならないために、ビギナーのうちからプレースピードの意識を高めておきましょう!