アマチュアのスイングにアームローテーションは必要かを徹底考察!

スイング
記事内に広告が含まれています。

まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

よく巷の練習場で「腕を使うな」とか、「フェースを返さないように」といったアドバイスが飛び交っていますよね。

しかしそれって本当に正しいのでしょうか?

もちろんその人のレベルによって、正しいかそうでないのかは違ってくるとは思います。
でも近年は、必要以上に「腕振り」が悪者扱いされているような印象を受けます。

今回は、我々アマチュアゴルファーにとってアームローテーションの必要性について、私の個人的な意見を語らせていただきたいと思います。
よろしければどうぞお付き合いくださいませm(__)m

アームローテーションはアマチュアにとって必要か?

結論、
アームローテーションは万人のゴルファーに必要不可欠だと思っております。

120を切れない初心者ゴルファーからPGAのトッププロまで、「コレ無くしてはゴルフスイングが成り立たないのでは?」というのが私の見解です。

 

もちろん、レベルの差や程度の差はあるでしょう。
初心者とトッププロが同じ動きなワケがないですからね!

しかし腕のローテーションを1ミリも取り入れていないゴルファーは皆無と言っていいでしょう。
これはリストターン派、ボディーターン派、分け隔てなく全てのスイングタイプに言えることです。

ただ、幼少のジュニアの頃からクラブを振っていたプロは、この感覚が当たり前すぎるのです。
だから自分では、「全くフェイスを返していない」と思っている人が多いんです。
でも、連続写真ではしっかりと返っていますケドね^^

 

特に、我々大人からゴルフを始めた一般アマチュアゴルファーは、もっともっとアームローテーションを強く意識しなければならないんです。

それは、ジュニア時代からまるで「箸を持つように」クラブを振ってきたプロと違って、理屈優先の頭でっかちでスイングを覚えてきた我々は、「出来ていて当たり前」のクラブフェースの開閉が身についていないから。

では、なぜアームローテーションの習得がそんなに大事なのか?
次の章で、もうちょっと突っ込んだお話をさせていただきます。

アームローテーションはクラブを振る動作そのもの

ゴルフクラブは手で持っています。
胴体(ボディ)で握っている人なんていません。
当たり前ですね^^

極論を言えば、腕の動きだけでスイングは出来ますが、胴体の動きだけでスイングは出来ないんです。

つまりは、アームローテーションだけでボールを打つことは出来ますが、ボディーターンだけでボールを打つことは出来ないということ。

 

そして「クラブを振る」という動作は、手や腕で行います。
ということは、アームローテーションはクラブを振るという動作そのものと言えるんじゃないでしょうか。

なので、正しいアームローテーションを身に着けるということは、正しくクラブを振る動作を身に着けるという、ゴルフスイングの基本であり根幹を習得することだと思うんです。

 

フットワークやボディーターンという要素は、その「腕振り」という根幹をパワーアップさせる追加パーツにすぎません。
いくらパワーアップパーツのレベルを上げたところで、根幹がブレていれば増々そのブレが増大していくだけなんですね。

だから、まずは腕の振り方を徹底的にマスターする。
その次にフットワークやボディーワークといったブースト要素をビルドしていく順番で、習得していくのが個人的にはおススメです!

アームローテーションの習得が必要になる例

ここからは、アームローテーションの動きを習得しなければならないと言える代表的な例を、シーン別に3つご紹介していきます。

ヘッドスピードのアップ

まずは、最もその違いが顕著にあらわれる「ヘッドスピード」から。

分かりやすいように、9時から3時までのハーフスイングで検証してみましょう。
アームローテーションを使ったスイングと、使っていないスイングでは、そのヘッドスピードの差は一目瞭然ですよね。

ゴルフクラブという道具を最小限の動きで最大限に加速させるには、フェースをローテーションさせる動きというのはとても効率的なのです。

ローテーション無しのハーフスイング
ローテーションを入れたハーフスイング

これはハーフスイングに限ったことではありません。
フルスイングの大きなアークでも同様ですし、これにフットワークやボディーワークを付け加えたなら、更にそれが加速されるのです。

スイングの上半円の腕使い

先ほどはハーフスイングだったので、下半円の動きまででした。
しかしフルスイングとなると、ここに上半円の動きを足さなければなりません。

ここで問題となってくるのが、下半円と上半円をつなぐジョイントのアクションです。

ここがスムーズに行われないと、ヒジの引けたスイングや、シャフトがスイングプレーンから外れたスイングになりやすくなります。

アームローテーションがうまくいかないバックスイング
アームローテーションが入ったバックスイング

この下半円と上半円をつなぐ動きこそ、正しいアームローテーションが必要とされる場面なのですね。

傾斜地からのショット

そして、ゴルフ場にて最も顕著なのが傾斜地からのショットです。

思いっきりつま先上がりや、思いっきりつま先下がりのライでは、そうそう練習場のようにフィニッシュを取ったフルスイングなんて出来ません。
足場をしっかりと固め、肩から肩までのコンパクトなスイングをしなければ、まともにボールに当てることは難しくなります。

 

こんな場面でこそ、アームローテーションを習得しているか否かで結果が大きく左右されます。

プロと違って我々アマチュアなら、こんな極端なライから打たされるのは決して珍しいことではありません。
だからある意味、プロよりも上手になる必要があるんですよね^^

 

なんなら、平坦な絶好のフェアウェイからでも、肩から肩までのアームローテーションスイングでラウンドできてしまいます。
人によっては、それで18ホール通したほうがスコアが良かったりするくらいです。

傾斜地に限らず、ディボット跡、フェアウェイバンカー、強風下でのショットなどなど…。
フルスイングできない状況なんて、コースではいくらでも訪れます。
こんな時に「腕の動きだけでクラブを操れる」ことが大きなアドバンテージになってくるんですよね。

まとめ

今回は、アマチュアのスイングにアームローテーションは必要かの是非についてお話させていただきました。

私たいしょーの意見としては、もちろん大いに必要、というか最も優先的に習得しておくべきスキルだと思っております。

「アームローテーションを使っていない」と言うプロや上級者でも、無意識のうちにアームローテーションが入っています。
そうしないとゴルフボールなんてまともに打てるはずはありません。

その証拠に、映像は連続写真ではフォロースルーでしっかりとフェースがターンしています。

しかし悲しいかな、大人からゴルフを始めた我々は、相当に強く意識しないとフェースターンを正しく行うことが出来ないんです。。。

だからまず最初にやるんです。
徹底的にマスターするんです。
それから、足とか体とか次の要素にステップアップしていく。

この練習順序、マジで大切だと思いますが、皆さんはどう思いますか?