スライサー必見!インパクトでフェースが開く3つの原因と対処法!

スイング
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

「インパクトでどうしてもフェースが開いてしまう」
そんな悩みを抱えているゴルファーは多いのではないでしょうか?

その原因は数あれど、突き詰めていくと共通の要因だったりするんです。

今回は、私が四半世紀かけて試行錯誤してきて気付いた、フェースが開く原因とその対処法をお伝えできればと思います。
アマチュアが語るのもおこがましいですが、少しでもあなたの上達のヒントになれば幸いです!

手元が浮く

インパクトでフェースが開く、最も直接的な原因で何だと思いますか?
私は究極的には「手元が浮くから」だと思っているんです。

インパクトで手元が浮くと、コックがほどけてトゥーダウンしたり、ヘッドが振り遅れて間に合わなくなったりしやすいんです。

コックがほどけてフェースが開く
振り遅れてフェースが開く

逆を言えば、インパクトでアドレス時と近いところを手元が通過していれば、そうそうフェースが開くことはありません。

手元さえ浮かなければ、例えヘッドを遅らせてきたとしてもシャットなフェースを作りやすく、良い意味で「レイトヒット」となってボールはしっかりと捕まってくれます。

 

そして我々アマチュアゴルファーの手元が浮いてしまう原因として、大きく次の2つの要素があると思っているんです。
これらを解消することで、インパクトでフェースが開いてしまうことを防げるはずです。

リストターンが出来ていない

やっぱりこのブログといえば、コレをお伝えしないといけません!
リストターン、またはアームローテーションが足りていないのでフェースが返ってこないということです。

ダウンスイングからのリストターンが出来ていないと、遠心力によってクラブが体から離れていきやすくなります。
それでも何とかヘッドをボールに当てようとすると、トゥー側が下がったインパクトになります。

ご存じのように、トゥーダウンするとフェースは右を向いてしまうんです。

ライ角どおりの真っすぐなフェース
トゥーダウンして右を向いたフェース

そこで対策!
これはもう、ゴリゴリにリストターンを入れていくしかありません。

リストターンは、左手元を体にグイッと引き寄せるようにテコの原理を使います。
なので、体から離れていこうとする左手を引き戻すことができるんですね。

ダウンで左手を引き寄せてテコの働きを発生させる

最も効果的な練習方法は、スプリットハンドで打つドリル。
強振する必要はないので、50%くらいのスピードでショットしてみてください。
ボールをヘッドの芯でとらえるには、左手元は体の近くに引き寄せないと打てないことに気づくでしょう。

「手元の浮き」とは「左手の浮き」のこと。
リストターンの習得によって、ガッチリと捕まったインパクトが手に入るはずです!

クラブが寝る

ダウンスイングでクラブが寝る人も、手元が浮きやすい代表的なパターンです。

クラブを必要以上に寝かせてしまうと、グリップエンドが自分の体を向かずに外側を向いてしまいます。
これに遠心力がグワッと掛かると、さらにグリップエンドは外側へ持ってかれます。

クラブが寝てグリップエンドが外を向く

一旦こうなったら、もう人間の力ではどうしようもありません。
なすがままに、フェースの向きはオープンの一途をたどっていくことでしょう。

特にダウンで右ひじを絞って、インサイドアウトに振っていくスイングはヤバい傾向があります。
このスイングタイプはシャンクが出やすいのも特徴ですので、心当たりのある方もいるのではないでしょうか?

 

解決策は、長いクラブをゆったりと振る練習が効果的です。

例えば3Wを少しだけティーアップして、右サイドを大きく遠回りさせるように振るんです。
すると、アーリーリリースするような感じでヘッドを戻してこないと、まともに当たらないことに気付きます。

 

その結果、グリップエンドは常に自分の体を向くようになって、外側を向くようなことが無くなってくるんですね。

体が開く

切り返しから積極的に「腰を切る」意識を持っている人は、要注意かもです。

インパクトで必要以上に腰や上体が開いてしまうと、手元を通す位置が潰れてしまいます。
結果、通り道を失った手元は外側へと追いやられてしまうんです。

体が開いて手元が遠くを通る

特に右腰が突き出てしまう骨盤の動きはタブーです。
こうなったら手元も離れるは、前傾角度も崩れるわで、イイことひとつもありません。

右腰の突き出た骨盤の動き

手元の通り道が確保されているボディーターンならOKですが、もし窮屈な感じがあるようでしたら体の回転を抑えてみてはいかがでしょうか?

もしかしたら、腰の回転がオーバードゥになっている可能性もあります。
腰を先行させるボディーターン派の人でも、一度体を全く開かないでスイングするイメージで練習してみてはいかがでしょうか?

ヘッドの重心距離が長い

最後はクラブの問題です。

いくら正しい動きでスイングができたとしても、フェースが開きやすいクラブというのはあります。
ご存じ、重心距離の長いクラブですね。

重心距離というのはシャフト軸からヘッドの重心までの距離のこと。
この数値が長ければ長いほど、スイング中のヘッドは回転しにくくなります。

 

つまりは、一度開いたフェースをスクエアに戻してくることが難しくなるということ。

こういった重心距離の長いクラブは、リストターンを積極的に使うスイングには合いません。
クラブを重心距離の短いクラブに替えるか、リストターンを抑えたスイングタイプに変更する必要があります。

 

デメリットのように聞こえる重心距離の長いクラブですが、多くのメリットを持っています。
・フェースの挙動が安定していて、方向性が良い
・スイートエリアが広く、ミスショットに強い

このような長所を享受したい方は、スイング改造も視野に入れながら積極的に試してみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、インパクトでフェースが開く3つの原因とその対処法についてお話させていただきました。

ゴルフはなんだかんだ言ってもインパクトで決まります。
いくらテイクバックやフィニッシュが完璧だったとしても、インパクトがコケたらスコアになりません。

ボールにクラブヘッドがどんな風にコンタクトするか?
これを突き詰めていくことで、ゴルフの意外な真理を発見できる手掛かりになるかもしれません。