フェースローテーションとはどんな動き?その特徴を総まとめ!

スイング
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

あなたのスイングは「ボディーターン派」ですか?
それとも「リストターン派」ですか?

その境界線も分かりにくく微妙なところですが、ここではざっくりと「フェースローテーションを積極的に行うか否か」くらいの認識にしておきましょう。

超絶にレベルの高いプロゴルファーやトップアマの人たちなら、なるべくフェースの動きを抑えたスイングが常識となるでしょう。
しかし中途半端なゴルファーである私は、まだまだフェースローテーションの動きが必要不可欠なんです。

でもこれは、失礼ながら私だけでなく多くのアマチュアゴルファーに同様だと思っているんです。
特に大人から始めた人にとってはメリットが満載です。

今回はそんなリストターンについて、その内容を総まとめとしてお届けいたします。
半端なアマからの「リストターンのススメ」、ぜひお目通しいただければ幸いです!

フェースローテーションとは

そもそもの話になりますが、フェースローテーションとは何でしょう?

読んで字のごとく、フェースをくるりと回転させる動きのことですね。

これには色々な呼称があります。
・フェースローテーション
・アームローテーション
・リストターン
・フェースターン
などなど…。

アームなんちゃらや、リストなんちゃらなど、直接「フェース」と付いていない呼称でも結局は同じ。
ざっくりと言えば、フェースの向きを回転させるための動きなのです。

フェースの回転とは、シャフトの中心を軸としてクラブヘッドをクルクルと回転させる動きのこと。

シャフト軸に対してフェースを開く
シャフト軸に対してフェースを閉じる

実例をお見せしながら説明していきましょう。

下はフェースローテーションを入れないで打ったハーフスイングです。
フィニッシュでのフェースの向きに注目してください。
なるべく向きを変えないように、ターゲット方向へ向けているのが確認できると思います。

主に、方向性を重視した場面で用いられます。
例えば距離の短いアプローチショットで多用される打ち方です。

 

次はフェースローテーションを入れて打ったハーフスイングです。
こちらのフィニッシュでは、クラブヘッドのトゥー側が真上を向くくらいにフェースが返っていることが確認できます。

フェイスローテーションを積極的に取り入れることで、ヘッドを走らせやすくなりヘッドスピードが上がります。
こちらは先ほどとは反対に、飛距離を出したいフルショットで効力を発揮します。

アームローテーションは必要なのか?

最近は、アームローテーションをなるべく抑えるという風潮があるようです。
でも個人的な意見としては、これにはちょっと待ったと言いたい。

それは私の体験談から来るものなんです。

 

私がゴルフを始めたのは28歳の時。
自己流ではじめて変な癖が付くのが嫌だったので、最初からインストラクターに教わりました。

当時はデビット・レッドベターが日本でも流行りだした頃で、まさにボディーターンの黎明期といった時代でした。

その影響なのかはいざ知らず、私もボディーターン系のスイングを割と最初から叩きこまれたんです。

それはそれでメリットも多かったのですが、今になって考えると私にとってはマイナス面も少なくありませんでした。

 

というのも、上級者が当たり前のように身に着けている「クラブの扱い方」や「腕の振り方」が、70台でラウンドできるようになっても私には身についていなかったんです。。。

それにより、
「ビックドライブを放てたり、良いスコアが出せたとしても、自分の中で絶対的な基準がぼやけている…」
「自分でもビックリするようなショットが出ても、周囲からスイングが良いと褒められることが少ない…」
こんなストレスを抱える日々を送っていました。

 

そして近年たどり着いたのが、
「クラブを振る」というスイングの根本部分を真に理解していなかったんだという答え。

その考察は下記の記事でまとめています。
よろしければ是非ご一読くださいませm(__)m

アームローテーションのタイミング

アームローテーションが、我々アマチュアゴルファーにとって「強く意識して習得しなければならないスキル」だということは、ご理解いただけたのではないかと思います。

さてさて、それではここからはアームローテーションをどのように身に着けていけば良いかというお話を、私の経験談をもとにお伝えさせていただきます。

 

まずはアームローテーションを行うタイミングから。

これはスイング中に2回発生するものと考えてください。
バックスイングで1回、ダウンスイングで1回という具合ですね。

その中でも、「このタイミングだったらスムーズにおこなえる」と私がたどり着いたポイントを下記の記事で詳しくお伝えしています。
ひとつの参考事例になってくれれば嬉しいです!

アームローテーションのコツ

お次はアームローテーションを行うコツについてです。

これはヒジョーに奥が深く、私なんぞが物申せる代物ではございません。
が、それなりに時間を使い、それなりに試行錯誤しながら、私なりの発見がありました。

私もあなたも大人からゴルフを始めた者同士、何らかの相通じるトリガーがあると思います。

アマチュアのためにアマチュアの言葉でお伝えする「アームローテーションのコツ」。
ぜひ下の記事から発見してくださいませ!

アームローテーションで引っ掛けてしまう場合

インパクトゾーンで積極的に両腕をひっくり返すアームローテーション。
その言葉から、出玉を左へ引っ掛けてしまうイメージが湧いてしまいますよね?

たしかにその通りなのですが、実はいくつかのポイントを守ることで左への引っ掛けは出なくなるんです。

アームローテーションのメリットは享受したいけど、左への引っ掛けが怖くて使えないあなた!
よろしければ是非下記の記事を参考に、引っ掛けの出ないリストターンに挑戦してみてください。

右脇が開いたスイングはOK?

「もっと右脇を締めて!」
こんなアドバイスを聞いたことがないでしょうか?

そのアドバイスは、果たしてその人にとって正しいのでしょうか?

確かに不用意に右脇を開けることは、クラブの軌道が不安定になって様々なトラブルの原因になったりします。
だからと言って、過剰に脇を締めすぎてしまうと、これまた良いことがないと思うんですよね…。

では、適度な締め加減とはどの程度なのか?
これもまた、正しいアームローテーションが解決してくれると私は思っているんです。

右脇の締め加減…、
そのあたりの事を下の記事で語らせていただいております。
宜しければ参考にしてくださいね!

アームローテーションをしないスイングについて

最後に、アームローテーションをしないスイングの是非について私なりの見解を。

小学生や中学生といった、いわゆるジュニアの頃からクラブを振りはじめたプロゴルファーやトップアマの方々。
このようなゴルフ人として恵まれた環境で育った方は、あたかも箸を持つようにゴルフクラブを操ります。

言い換えれば、ゴルフクラブがストレスなく最大効率で動いてくれる振り方が、理屈でなく細胞レベルで理解できているのです。

街のインストラクターもしかり。
「リストターンを全く使わずに、ボディーターンで打ちましょう」
ご自身は幼少の頃から自然と出来ているリストターン。
だから本人としては、それを使っている意識は無いのかもしれませんね。

しかし我々アマチュアゴルファー、特にオヤジゴルファーはそうはいきません。
その超基本的なことをすっ飛ばされて、高度な体の動きをあーだこーだ言われてもラチがあかないんです。。。

下の記事では、ここんトコをアマチュア目線で語らせていただいております。
共感していただけれる方は、ぜひご一読いただければと思います。

まとめ

今回は、フェースローテーションについての私の見解を、総まとめとしてお伝えさせていただきました。

個人的には、フェースローテーションやアームローテーションといった「手打ち」を覚えるだけで、ゴルフスイングの半分以上を習得できるのではないかと思っているんです。

激しい傾斜地や悪ライなど、体を使い過ぎてはまともに打てない状況はいくらでも存在します。
その反対に、「手打ち」だけで打てない状況なんて無いのです。

だから装飾部分をそぎ落とした、スイングの核心と呼べるのが「手打ち」なのではないでしょうか?

そして有難いことに、リストワークが良くなってくると、それに乗じて自然とボディーワークも良くなってくるんです。

だからまずは「手打ち」。
そしてそれを装飾していくのが「ボディーワーク」や「フットワーク」。
こう強く信じるのは、私だけでしょうか。。。