まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
誰よりも練習熱心なあなた!
練習のしすぎで腱鞘炎になったりしていませんか?
実は私も昔、腱鞘炎とかバネ指に悩まされていました(汗)
今回は私の実体験をもとに「このせいで腱鞘炎になったのでは?」という原因を3つ挙げてみました。
「ちょっと最近手首が痛くなってきた…」と心当たりのあるかたは、ぜひこの記事を参考にして腱鞘炎の予防に努めてくださいね!
練習のしすぎ
はい。もっともすぎる意見でスミマセン(汗)
でも結局は、なんだかんだ言ってもこの「練習しすぎ」が原因ですよね。。。
では、どのくらいの練習量になるとあちこち痛くなってくるのか?
これはメチャメチャ個人差が出るので正解はないのですが、ここでは私の経験上のお話を。
年齢は今よりふたまわりは若い30代の頃。
特にコレと言ったスポーツ経歴はなし。
こんな私の場合では、1日の打球が300球を超えるとどこかしらが痛くなりました。
そしてこのペースを1週間ほど続けると、朝起きるとともに手首の痛みと握力低下を引き起こし、いわゆる腱鞘炎の症状が出た記憶があります。
おまけにバネ指になり、左手の中指、薬指、小指が曲がったまま伸びなくなるのです。
反対の手でゆっくりと指を伸ばし、手首を背屈させるようにストレッチする。
これが当時の私のモーニングルーティンだったのです。
ただし、これが1日100球程度にとどめると、あまり痛くならない。
私のケースでは、1日にまとまった球数の練習をすると腱鞘炎を発症するようです。
この解決策としては、ショット練習を1球1球大切に打つという意識をすること。
当時の私は「球数を多く打てばいい」という浅はかな考えだったので、いたずらに体に負担をかけていたんです。
これでは上達効率がすこぶる悪い。
今では打席練習で連続して打つようなことはなく、
1球打って、
スマホで撮った動画で動きを確認して、
悪い動きを修正するシャドーを繰り返し、
そして次の球を打つ。
このように丁寧な練習スタイルに切り替えています。
おかげで今では身体に余計な負担をかけることがなくなり、なんなら50球も打てばとても満足度の高い練習内容になっているのです。
クラブが重い
次なる原因は、自分の体力に合っていないオーバースペックなクラブを使っていたということ。
これでは手首が悲鳴を上げて当たり前。
長く楽しくゴルフを続けたいのであれば、見栄や憧れはほどほどにしておきましょう(笑)
この解決策は簡単ですね!
今すぐご自分に合ったセッティングに変更してください。
現在は昔と違って、弾道測定器の品質が劇的に向上し、フィッティングサービスのクオリティも的確なものとなっています。
新しいクラブを買う買わないは別として、ご自身に合うスペックを理解しておくことをおすすめします。
パームグリップとハンドアップしたアドレス
最後に、少し技術的な側面から腱鞘炎の理由を探ってみたいと思います。
それはグリップの握り方にあります。
私の場合、当時指導を受けていたインストラクターのすすめもあって、パームグリップとハンドアップしたアドレスを取り入れていました。
今になって思うのは、
「この2つの要素は余計に握力を必要とするのではないか?」
ということ。
まずグリップのお話から。
ご存知のようにフィンガーグリップは指に引っ掛けるようにして握るグリップのこと。
これは意外と握力を必要とせず、指とグリップの摩擦力を利用して握るのです。
なので力みにくいというのが個人的な感想。
更にハンドダウンにすると、左手を下に押し込み、右手を下から上に持ち上げるようにするので、両手の中でテコの働きが起こります。
するとクラブを握力で握るのではなくなり、左手の平の写真の部分でグリップ押さえることによりクラブをコントロールできるのです。
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それに対して、パームグリップというのは手の平をベッタリとグリップに密着させた握り方のことです。
これはまさに、握力を使ってグリップを握るというような表現ができます。
それゆえ握力の安定が絶対的なグリップの安定につながるので、
「グリップがずれないように」
「クラブがすっぽ抜けないように」
と無意識に気を使っていたのです。
特に夏場は汗で滑ります。
対策としてフルコードのグリップを入れたりしましたが、それでも滑ります。
なので練習後半になればなるほど、手首に大きな負担がかかったことを覚えています。
次はハンドアップアドレスのお話です。
私の身長が低いことの対策としてなのか、インストラクターはハンドアップのアドレスを勧めてきました。
これにより、少しでもアップライトの軌道を作り、クラブにかかる重力を最大限活かそうと思ったのでしょう。
確かにその点では功を奏しましたが、その見返りとして手首の負担が大きくなりました。
アドレスのグリップの形は、ハンドアップするほどに腕とクラブが直線に近づきます。
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こうなると先ほどお話したテコの働きが作用しにくくなり、ハンドダウンよりもクラブがすっぽ抜けやすくなるのです。
もちろん、どれが正しいということではありません。
どの握り方も長所と短所がありますからね。
ただ、もしあなたが腱鞘炎など手首の痛みにお悩みなら、一度グリップやアドレス時の手首の角度を研究してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、ゴルフで腱鞘炎になる理由とその対処法をお話してきました。
しかし、全ての原因を網羅したわけではありません。
この記事でご紹介した原因以外の可能性も十分あるとは思います。
ただひとつ言えるのは、痛くなってきたら絶対に無理はしないこと。
当たり前に聞こえると思いますが、これがなかなか難しいんです。
特に好きな事に没頭しているとき。
ゴルフなんかまさにそうですね。
「ちょっと怪しいな」と感じたなら、1週間程度はしっかり休む。
こういった自己管理が、末永くゴルフを楽しむ秘訣なのかもしれませんね!