まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
「シャンクが出るのは脇が開くから」
こんなアドバイスを受けて一生懸命練習したけど、ますますシャンクがひどくなった…。
こんな経験ありませんか?
もしかしたら右脇を締めたことが原因で、他の箇所に悪影響が出ている可能性があります。
今回は、私が過去に「右脇の締めかた」を誤解してシャンク病になってしまった経験から、その原因と対策をお伝えしていきます。
あなたに私とおなじ苦労はさせませんよ~!!
ボールとの距離が近くなるから
右脇の正しい締め方をまずはおさらいしておきましょう。
右脇は体側に付けて締めるのではありません。
胸の上に腕を乗せるようにするのが脇の正しい締め方になります。
二の腕の内側が脇腹にくっつくのではなく、二の腕の裏側が大胸筋にくっつく感じですね。
K198
今までこの正しいアドレスが出来ていなかった人がこの構えにすると、手元が身体から遠くなる人が多いことでしょう。
または「手元が身体から遠く感じる」という人もいるかもしれません。
となると、今までのアドレスではボールに近くに立ちすぎてしまう。
それでそのまま振ると、ネックがボールに当たりやすくなるのです。
この対策は単純です。
アドレスでボールとスタンスの距離を遠くしましょう。
最初はちょっと気持ち悪いかもしれませんが、それが正しいスタンスになります。
このくらい広いスペースが身体の前に無いと、正しい軌道で腕を振っていけないのですね。
シャフトが寝る
次の原因は、シャフトが寝るからというもの。
右脇の締めを強く意識すると、ダウンスイングでシャフトが寝やすくなります。
反対にダウンスイングで右脇を開けると、シャフトは立ちますがアウトサイドインのカット軌道になりやすくなるのです。
L198
右脇を締めた状態でシャフトが寝て入ると、今度は左脇が開きやすくなります。
左脇が開いてしまうと、インパクトゾーンでグリップエンドが自分を向かずに、目標方向へ逃げてしまいます。
M198
そうやってグリップエンドが外を向いてしまうと、フェースが開いた状態でクラブヘッドはどんどん体から遠ざかってしまうのです。
言うなれば、悪いタイプのインサイドアウト。
これは最もシャンクを引き起こしやすい振り方のひとつなのです。
この対策としては、タオルを両脇にはさんだドリルが効果的です。
N198
両脇にはさむことで、右脇だけでなく左脇の浮きも抑える効果があります。
この状態で、ハーフスイングをしこたま練習しましょう。
何百球も続けているうちに、
・腕と体の一体感
・振り遅れないシャフトの角度
・下半身リードの必要性
このような、スイングの根幹となる要素を否が応でも体感できるようになるからです。
特にシャフトの角度は超重要。
俗に言われる「シャフトが立ってくる」という感覚をここで身に付けてください。
シャフトさえ寝ないようにすれば、シャンクの原因のほとんどを克服したと言っても過言ではないのです!
まとめ
今回は「右脇を締めるとシャンクが出てしまう」悩みについて、私の経験からお話させていただきました。
「脇の締まり」は、確かにスイングの上達においてとても重要です。
しかしその反面、一歩間違えると予期せぬトラブルに陥る危険性もあります。
今回の記事が、あなたのスランプ脱出のヒントになってくれれば嬉しいです!