まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
「どうやってもシャンクが直らない」
「初心者よりシャンクがひどくなった」
「やればやるほどヘタになる」
その連発するシャンクのせいで、こんな気持ちになっていませんか?
「こんなんなら、いっそゴルフなんてやめてしまおう…」
気持ちは痛いほど分かります。
だって私自身も何度も同じ気持ちを繰り返してきましたし、なんならキャリアの長いゴルファーはみんな同じ経験をしてきたのではないでしょうか?
でも今のあなたには、こんな安っぽいなぐさめは響きませんよね?
ご自分が抱えているストレスで精一杯のはず。
ゴルフをやめてしまうのは簡単です。
しかしそれを決めるのは、本記事にお目通しいただいた後でも遅くはありません。
シャンク病の先輩として、あなたに贈りたいメッセージが3つほどあります。
「ちょっとだけ付き合ってやるか」と思っていただいた方は、ぜひお目通しいただけると幸いです。
シャンクは誰でも一度は通る道
まず最初にこれだけは言っておきたい。
シャンクを打ったことのない人なんていません。
そう、例えどんな一流プロでさえ例外ではありません(たぶん)
私くらいヘタクソになると、20年以上ゴルフをやっていても今だに「ペチペチ」いっています。
では何でヤケを起こさず、こうしてゴルフを続けていられるのか?
それは長い経験を通して、なんとか対処法を身につけてきたからにすぎません。
だから、とりあえず「その場しのぎ」ができているだけ。
ではなぜ、ベテランのゴルファーはシャンクが出ても自分で修正できるようになるのでしょう?
それは今のあなたと同じように、シャンクにドハマりして苦しんだ時期があるからなのです。
だからあなたも同じ。
そう遠くない未来には、自力でシャンクを修正できるゴルファーに必ずなっているはず。
しかしその過程においては、現在くぐっているトンネルは必要不可欠なのです。
シャンクは向上心のあらわれ
シャンクって不思議なトラブルです。
「きちんとインパクトしよう」
「もっといい球を打とう」
このような心情のときに、私はよく出ました。
「テキトーに打とう」
「目的も無くただ打っているだけ」
こんな気持ちのときには、スライスやダフリは出たとしてもシャンクは出なかった…。
だからシャンクとはある意味向上心のあらわれとも言えるんです。
一生懸命に練習しているゴルファーだからこそ。
目標を持っているゴルファーだからこそ。
あなたの打ったシャンクの数は、あなたのゴルフに対する真摯な気持ちに比例するのです。
シャンクを直すと一気にゴルフが上達する
スライスやダフリといったミスは、全くの初心者から起こります。
しかしシャンクの場合、次のレベルにステップアップする際に起こることが多いんです。
初級者から中級者へ。
中級者から上級者へ。
なぜなら、スイングが高度になっていくたびにヒールヒットのリスクが高くなる要素が増えるから。
しかしこれらのリスクを乗り越え、克服したあとには、明らかにスイングも打球の質も向上するのです。
だからこう考えてください。
シャンクは次のステージへの関所
ステージのレベルによっては、門番が少々厳しくてなかなか通してくれないかもしれません。
でも安心してください。
そこに立つ門番は、鬼ではなくゴルフの神様。
ゴルフの神様には、コネやワイロは通用しません。
実力が足りなければ、容赦なく追い出されます。
そのかわり十分な努力が認められ、その力量が評価されたならば、きっと笑顔で通してくれるでしょう。
トップアマと言われる人たちは、おそらくこの関所を何百、何千と通って来たのでしょう。
レベルは違えど同じ道をたどる者として、彼らには尊敬の念しかありません。
まとめ
さて、今回はシャンクが原因でゴルフをやめたくなってしまっている方に対して、私なりのメッセージを綴らせていただきました。
ゴルフが生涯スポーツとしてどれほど素晴らしいかなんて、今さら言うまでもないですよね。
だから、少々のフラストレーションで縁遠くならないでほしいのです。
シャンクの悩みは、絶対に通れない壁ではありません。
どんなに長くても、進んでいけば必ず出口に辿り着けるトンネルなんです。
あなたのゴルフに対する情熱が続くかぎり、出られないトンネルはありません。
そしてトンネルが長ければ長いほど、その先にはそれまでとは別世界が待っていることでしょう。