ゴルフでピッチングの飛距離が伸びない4つの原因と対処法!

コラム
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

あなたはピッチングウェッジの飛距離が思うように出なくて悩んでいませんか?

アイアンとウェッジの中間というか、橋渡しというか。
「10番アイアン」とも言えなくもないこのPWですが、私はアイアンの中で最も好きなクラブです^^

その理由は何と言っても「アイアンの基本を学べるから」です。
ピッチングでしっかりとした飛距離と方向性が出せていれば、他の番手においてもきちんとピッチ(番手間の差)が出せるようになります。

「短いけれどごまかしが利かない」
そんなピッチングウェッジの飛距離にお悩みの方に、飛ばない4つの原因とその対策をお伝えさせていただきます。

「とにかくピッチングの飛距離を伸ばしたい!」を思っている方は、ぜひお付き合いください!

ピッチングウェッジは何ヤード飛ばすクラブ?

大前提として、ピッチングウェッジは何ヤード飛ばせばよいのでしょうか?

これはゴルファーそれぞれのプレースタイルや、使用クラブによって変わってきますよね。
「飛ばし系」と「クラシックロフト系」のアイアンでは、1番手~2番手くらい違うこともフツーです。

ちなみに私は「Mizuno Pro 120」というコンベンショナルタイプのアイアンを使っているのですが、フルショットで120ヤードを基準としています。

K113

この「120ヤード」という距離は、どんなクラブを使おうとも20年以上前から変更していません。
ある意味、頑なに守ってきた基準といった感じ。

その理由は、それ以上飛んでしまうとウェッジでカバーしなくてはいけない範囲が広がってしまうからです。

 

最近はウェッジを3本とか、4本とか、たくさん入れるのが流行っていますよね。
それはピッチングウェッジのストロングロフト化が進んだことが原因のひとつでしょう。

私はウェッジをたくさん入れることに抵抗があるんです。
だって本数が増えたら、その分練習が必要になっちゃうじゃないですか。

ウェッジはマットの上から練習していても上手くなりません。
アプローチ練習場やバンカー練習場など、本番と同じようなライでどれだけ練習できるかが勝負です。

そうなると、我々のような一般アマチュアゴルファーは厳しいんです…。
アプローチ練習場には1本、多くて2本持っていくことが精一杯。

4本それぞれの特性を理解するほど、使い込む時間がないのが正直なところ。
だからウェッジの数は増やしたくないんです。

そうなると昔からの流れとなる、SWとAWの2本が妥当なところとなります。

私のアプローチウェッジの飛距離は、フルショットで80ヤード~100ヤード。
しかしアゲインストや、左への引っかけが怖い状況では、なるべくフルスイングは避けたいところ。

そう考えると私の場合、ピッチングウェッジがカバーする距離帯は80ヤード~120ヤードといった、けっこう広い範囲となるのです。

ピッチングが飛ばない4つの原因と対策

さて、ここからが本題です。

「そんなこと言ったって、飛ばし系のアイアン使ってるけどマン振りしても100ヤードも行かないよ~」
と、お嘆きの貴兄へ。

あなたのピッチングウェッジが飛ばない原因を4つほど挙げてみました。
これらが解消すれば、ピッチングウェッジだけでなく全ての番手のアイアンが適正なピッチになってくるでしょう。

ロフトが増えてインパクトしている

一番多い症状がコレではないでしょうか。
インパクトロフトが増えた状態になっているというやつですね。

最近の言葉でいえば「フリップ」とか「キャスティング」という動きをしてしまい、ヘッドを腕力で戻してしまっているんですね。

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ロフト角が1度増えれば、飛距離は約3ヤード短くなるといわれています。
フリップ動作によりインパクトロフトが3度増えてしまったならば、約10ヤード、つまりは1番手分も飛ばなくなってしまうんです。

 

解決策はズバリ、ハンドファーストのインパクトにすることです。

最もてっとり早い方法としては、練習場でボールの先のマットをヘッドでこするイメージで打つこと。
できればソール全体をこするのではなく、リーディングエッジで引きずるようにこすってください。

こうすることで、よりハンドファーストの意識が上がり、よりロフトが立ってくるからです。

しかし、ものごとには「程」というものがあります。
やりすぎてしまうとデメリットしか生まないので、そこは十分に注意してください。

フェースが開いてインパクトしている

これもよくあるケースです。
インパクトでフェースが右を向いてしまっているパターン。

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インパクトでフェースが右を向けば向くほど、ロフト角が増えます。
そうすると先ほど同様に距離をロスしてしまうんですね。

 

解決法は、インパクトでフェースを開かないようにすること。
つまりはシャットフェースでインパクトをむかえるということです。

フェースが適正に閉じた状態でインパクトできれば、出玉は低く、強く、前に飛ぶようになります。
これが出来るようになるだけで、ピッチングウェッジの飛距離は軽く1番手は伸びるようになるでしょう。

簡単にシャットフェースを作る方法を、以下の記事でご紹介しています。

また、どうしてもボールが右に出てしまって飛距離を損しているという方は、下の記事もヒントになるかもしれません。

頭が突っ込んでヘッドスピードが出ていない

インパクトでの頭の突っ込みは、代表的な初心者のミスですよね。
では、なぜ頭が突っ込むとダメなのか?

それは支点と作用点が同じ方向に動いてしまうから。
ヘッドを最大限に加速させるには、支点と作用点が引き合う必要があるんです。

その支点と作用点というのが、

支点=クラブヘッド
作用点=ゴルファーの頭部

ということになるんです。

まさに、「ヘッドとヘッドが引き合う」ようにするんですね。

 

頭が突っ込む解決策は、左頬を突っ込まないようにすることです。
「左の壁」という言葉をよく聞くを思いますが、私の中での左の壁は左ほっぺたなんです。

ここって「どこにあるか?」を意識しやすいので、コントロールが簡単なんです。

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インパクトのコツとしては、
・左ほっぺたのラインをボールより左に出さない
・顔が正面を向かず、やや右側を向いている
・ほっぺたのラインは垂直ではなく、やや斜め下を向いている
この3つです。

この引き合う動作を身に付ければ、全てのクラブでヘッドが走る感覚が分かり、ヘッドスピードも自ずと上がってくるはずです。

適正より重いクラブを使っている

最後に単純な話です。
自分に合わない重いクラブをつかっているから。

当たり前の話ですが、重いものより軽いもののほうが速く振れます。
ヘッドの付いていないシャフトだけでスイングしたら、恐ろしく速く振れるのと一緒です。

 

解決策は言わずもがなですね。
適正重量のクラブに変えましょう。

軽すぎても「手打ちになる」などの弊害がありますので、そのあたりはクラブフィッターによく相談してから決めていただければと思います。

まとめ

今回は、ピッチングウェッジが飛ばない原因と対策を紹介させていただきました。

長いクラブの飛距離に悩んでいる方が多い一方で、意外にもウェッジの飛距離に悩んでいるかたも多いです。
それはロフトが多いクラブ特有の、「ボールの下をくぐってしまう」という現象が起きるんですね。

それゆえ、フェース面にパワーを効率的に伝えることが出来なくなるんです。

でもこの症状は、私を含めてほとんどのビギナーが体験するもの。
なので変に心配する必要はありません。

今回の記事を参考に、ぜひ「強いインパクト」を目指していきましょう!