まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
頭では大事なことだと分かってはいても、なかなか習得が難しいのが下半身リード。
でもコイツを身に付けると、一気に中上級者の仲間入りを果たせます!
今回は、私がこれまでのゴルフ経験で得た「下半身リードのコツ」をシェアしていきたいと思います。
50歳を過ぎたオヤジゴルファーでもできるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください!
下半身リードはトップに達する前に開始する
一番最初は、一番大事なことからお伝えします!
それは下半身リードはクラブがトップに達する前に開始するということ。
トップまで上がりきったところで切り返してはダメ!
それをやると、下半身のターンと一緒になって上半身もついてきてしまうのです。
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「下半身リード」とは文字どおり下半身が先行し続けなければならないのです。
で、なぜ下半身リードが大事かと言うと、
・それにより作られた上半身と下半身の捻転差によってクラブが正しい軌道に降りてくる
・遅れてきた上半身がインパクトゾーン以降で一気に下半身を追い越すことにより、大きなパワーを生み出す
・適切なインサイドよりシャローにクラブが下りてくるので、入射角の安定と長いインパクトゾーンが可能になる
こんな感じでイイことずくめなのです。
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イメージとしては、クラブが8時のあたりに達したときに下半身リードを開始します。
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えっ?
それじゃあ早すぎるって?
安心してください!
実際にはそれよりもはるかに深くクラブは上がっているのです。
バックスイングの勢いとクラブの重量により、実際のトップポジションは10時~11時くらいになります。
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上半身はまだバックスイング方向へ上がっていきたい、でも下半身は逆方向へ回転を始めている。
この相反する動きによって身体の捻転差が生まれるのです。
目安としては、100をトップの位置だとすると70まで上がったタイミングで下半身を切り返すとちょうど良いでしょう。
下半身リードとは平行移動ではなく回転運動
次に大事なのがコチラ。
下半身リードとは平行移動ではなく回転運動だということ。
これって自分では出来ているつもりでも、結構左にスウェーしてしまっている人が多いんです。
例えば切り返しで左足を踏み込む動作。
一歩まちがえると腰が左に流れます。
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「こんなちょっとの流れなら問題ないだろう」
と思うなかれ!
腰のスウェーって、想像以上にシビアなのです。
私のイメージでは、トップの位置から左腰を1㎜も左に動かさない感じなのです。
もっと言えば、左腰(左のお尻)を斜め右後方へ引き上げる意識をもっています。
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実際にはこのくらいで丁度いい。
要注意なのが、二軸スイング全盛の2000年代前半にゴルフを覚えた人達。
あの頃の常識は、テイクバックで右足に体重を乗せ、切り返しで左足に踏み込みながら腰を回転させて、最後は左脚1本で「I字フィニッシュ」をとるというのも。
この「左足に踏み込む」という部分が強く残っているゴルファーは、スウェーの傾向が強いような気がします。
なので、
「若干右足に体重が残っちゃっているんじゃないか?」
と思うくらいの軸位置が、腰のスムーズな回転に丁度良いんです。
下半身リードは始まったら最後まで止めない
下半身リードの始動は、なんとか上手くできた。
しかしその次の段階で起こりやすいエラーとして、インパクトゾーンで腰のターンが止まるということが挙げられます。
これはまさに「とにかくボールに当てたい」一心から来るもの。
そんな我々の邪心をゴルフの神様は見逃してくれません(笑)
腰のターンが止まると、ダフリ、ひっかけ、シャンクたちが、代わる代わる「こんにちは」してきます。
上手に切り返した下半身のターンが止まるということは、新幹線が急停止するようなもの。
そうなれば車中の乗客や荷物はメチャクチャになってしまいます。
ゴルフクラブも同様。
予定していたタイミングより遥か手前で、突然リリースを強制されるのです。
そうなればいろんなハプニングが起こって当然ですよね?
だから一度始めた下半身のターンは、最後まで止めずに行いましょう。
先ほど申し上げた「下半身が先行し続けなければならない」とは、最後までやめないという意味なのです。
下半身リード中は上下させずに高さを保つ
地味に大事なのが、この上下にぶらさないで回転するということ。
もっと分かりやすく言うと、前傾角度をキープして頭の高さをなるべく変えないということです。
ここで大事になってくるのが骨盤の前傾角度。
前傾角度が変わってしまうのは骨盤の前傾角度が変わってしまうからといっても過言ではありません。
当然と言えば当然。
前傾の土台となる骨盤が起き上がってしまっては、どれだけ上体が頑張っても意味が無いですよね。
で、下半身リードをしようとして、骨盤が起き上がってしまうことが多い。
それは腰を回転させようとして、右腰がボール側へ突き出てしまうから。
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なので下半身リードをするならば、骨盤の前傾角度のキープは絶対に意識しておきましょう!
まとめ
さて、今回は下半身リードで意識したい4つのコツについて私なりの見解をお話させていただきました。
もちろん、ゴルファーひとりひとりで注意しているポイントは違うでしょう。
とは言え、ここで紹介していることを、あなたもいつかは「これのことか!」と思っていただける日が来ると思うのです。
だから今回のポイントを頭に置きつつ、これに積み重ねてあなたオリジナルのポイントを開拓していっていただけたらと思います。