まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
トップオブスイングは、いったいどこまで上げたらいいのだろう…。
こんなことをあなたも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
女性ゴルファーやジュニアゴルファーならば、どこまでもグルグル身体を捻ることができるでしょう。
実にうらやましい話ですが、我々オヤジゴルファーには到底無理な話です。
では我々のように関節が硬くなり、余計なお肉で武装したゴルファーは、どこまで深いトップを作ればいいのだろう?
若い人から見たらどーでもいいようなテーマの、私なりの見解をシェアさせていただきます。
ぜひお付き合いください!
結論|アマチュアならば90度右を向ければOK
と、私は思うのです。
両方の脚をベタ足にして、右側に90度向くことができれば十分。
それだけで、クラブを下ろしてくる懐は作れます。
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これにアームローテーションを加えたならば、立派にトップの出来上がりです。
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とはいえ、トップが深くなるほど飛距離に有利になるのは事実。
願わくば、できるだけ深いトップを作りたい。
ここでちょっと朗報です。
今は昔と違って、テイクバックで右ひざを伸ばして良いというのがトレンド。
さらに右ひざを外側に回転させて良いというのです。
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この考え方でいけば、もはや捻転という概念ではなく回転です。
上半身と下半身の角度の差なんて考えずに、どんどん右へ身体を回していけばいい。
それなら私のようなずんぐりなオッサンでも、120度くらいは楽勝で回転できるというもの。
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今まで必死こいて前進をコイルアップさせていた苦労は何だったのか…。
嬉しいやら悲しいやら複雑な思いでやんす。
まあ、どんな上げ方にせよ90度右を向くことができれば最低限OKということはお伝えさせてください。
連続写真を真似するな!限界の70%が切り返しのタイミング
現在ではトッププロのスーパースローの映像を、YouTubeなどで簡単に見ることが出来ますね。
私が若い頃はもちろんそんな便利なツールなどなく、雑誌の連続写真が一番の参考書でした。
連続写真のじつに厄介なところは、各コマが静止していることなんです。
さらに写真の下に「ここがトップ」なんて注釈が書いていたりしました。
それを見た若き日のたいしょー青年は、
「ここまでトップを捻り上げるのか」
と、懸命になって「トップの形」を作ったものでした。
賢明なあなたなら、もうお分かりでしょう。
これは大きな勘違いも甚だしいのです。
トップは作るのではなく作られるもの
テイクバックの途中で下半身は切り返されます。
いわゆる下半身リードってやつですね。
下半身はダウンスイング方向へ回転を始めても、上半身はクラブの慣性が働き、まだまだテイクバック方向へ上昇します。
そしてある一定のポイントで下半身と上半身が引っ張り合い、上半身が止まる瞬間がある。
それこそがトップオブスイングなのです。
だから「ここまで上げよう」として自分で作りにいくのではなく、「このタイミングで下半身を切り返したら、結果的にこの深さのトップになった」というのが正解です。
フルショットであれば、結果的トップの位置の70%あたりから私は切り返しています。
手元が時計でいう9時の位置を通過したあたりになります。
まとめ
今回は「適正なトップの深さとは?」というテーマで、私なりの解釈をお話してきました。
まとめると、トップの深さなんて気にする必要はないということです。
それよりも、スイングプレーンにクラブが乗っているかというほうが全然大事。
もしトップの深さに悩んでいる方がいれば、私の考えも一つの参考にしていただけると幸いです。