ゴルフのバックスイングで手首の役割と使い方!正しいコックの方法とは?

スイング
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

テイクバックであれこれ悩んじゃう人って多いですよね!
その気持ち、メチャクチャ分かります。。。

私もバックスイングの動きに神経質になったことがあって、危うくイップス直前までいったことがあるです(汗)

そのテイクバック時の悩みのひとつが、コックの仕方。
これって、プロの連続写真とか見てても千差万別なんですよ。

「なんだ、みんな自己流じゃん!じゃあ俺も好きなように!」
ってやると、まず上手くいかないんス。

でも、とうとう見つけました!
ゴルフを始めて17年後にたどり着いた自分なりの回答を。

この超シンプルな方法は、なかなかまとまった練習時間を確保できない我々アマチュアにピッタリ。
テイクバックのコックに悩んでいる人は、ぜひ見ていってちょうだい!

バックスイングでコックはどう使う?

まずは、いきなり本題から。
バックスイング時にコックはどうやって使うのが正しいのか?

私が辿り着いた回答は「コックは能動的に使わない」です。

「何言ってんだ!プロの連続写真やスイング動画をよく見てみろ!コックしまくってんじゃねえか!」
まあまあ、お気持ちは分かりますが一旦落ち着きましょう^^

そう、ここで大事なのは能動的使わないということ。
言葉を変えれば積極的に使わないとも言えますな。

コックの定義とは「親指方向へ手首が折れ曲がる動き」のこと。
それとは別に、「手の平や手の甲の方向へ手首が折れ曲がる動き」をヒンジといいます。

基本的にスイングにおいてコックの動きが正しくて、ヒンジの動きはダメみたいなことが言われます。
特に左手甲側に折れるヒンジは、フェースが開く動きになるからというのが主な理由。

・わざと球を逃がしたかったり
・ロブショットにおいてロフト角を増やしたり
・バンカーショットでバウンス角を増やしたり

こんな特殊な状況以外ではあまり使わないというのが定説。

そこで「正しい動き」と言われているコックなんだけど、多くのプロやトップアマは積極的に使っている人って少ないんじゃないかな?(たぶん)

だって冷静に考えてみて、コックで親指方向へ曲げたからって何の役に立つんですか?

「インパクトで逆にそれを小指方向へリリースして、ボールにパワーをぶつけるんだ」
ってんなら話は分かるんだけど、そんなこと言ってるプロなんています?

「インパクトでコックはほどいちゃダメ」というのが定説なんだから、むしろそれは悪い動きの代名詞でしょ?

この考えが正しいのかどうかは分からない。
全国に10万人ゴルファーがいるとすれば、10万通りの考え方がありますから。

ただ私の場合、「明確な根拠」がないことに関してはけっこう懐疑的だったりするのです。

バックスイングでの手首の役割

ではテイクバックに限らず、スイング中の手首は全くの役立たずなのか?

とんでもない!
とても重要どころか、上半身の要と言っても過言じゃないと思っとります。

それはアドレスでできた腕とクラブの角度をキープするという大役を仰せつかっておるのです(誰に?)

平たく言えば、アドレス時の手首の角度をキープするということですな。

ただゴルフクラブって、ブンッて振ると想像以上に重くて抵抗がある。
だって先っぽにあんな鉄のかたまりが付いているんだもん。

だからどんなに頑張って手首の角度をキープしようと思っても、結局はその重みに負けてコックしたり、シャット側へヒンジさせられてしまうんですよね。

その「ちょっとだけ負けた手首の姿」が連続写真や映像に映っているだけなんだと思うのです。

ただ手首が負けるのはちょっとだけでいいのに、我々アマチュアはわざわざ自分からコックを作りに行って大敗を喫してしまうのです(笑)

 

だからバックスイングの手首の正しい動きとしては、
“始動から「クイッ」とコックを作るのでなくて、石膏で固められたかのごとくアドレス時の形をキープする”
というのが私の結論でございます。

バックスイングの手首の動きを習得するには

さて、私の結論が正しいと仮定して、この手首を動かさないテイクバックを身に付けるにはどんな練習が効率的なのか?
やはり「手首を固定」というくらいだから、余計な動きをさせないようなドリルということになります。

では、私なりのテイクバックの動きを順を追って説明しちゃいます。
ほんとシンプルだから、だれでもすぐに出来ちゃうと思います。

1)アドレス手首の形をしっかり作る

無理に「力を抜け」なんて言いません。
むしろ「形をキープ」するんだから、少々しっかり握って当たり前。

この後に訪れる切り返し時の巨大な負荷に耐えられるよう、この時点でしっかり備えておきましょう。

2)上半身を固定したまま右股関節を真後ろに引く

上半身(もちろん腕や手首も含めて)を固定したまま、右股関節を斜めにシワを作るように引いてみましょう。
このとき、右のお尻っぺたを左上後方へ引き上げるようにすると、スウェーや軸ブレを防ぐことができます。

これをするだけで、手元を動かしたり、無理に肩を回転させなくても、自然と手元は右つま先あたりまで来るはずです。

たしか昔、グレッグ・ノーマンが「ライトポケットバック」という名前で呼んでいた動作だったかな?

こういった大きな筋肉で動かせる始動を覚えておくと、プレッシャーのかかった場面で役に立つのです!

3)ライトポケットバック終了のままの角度をキープしてクラブをひっくり返す

そこから右ひじを支点にして、クラブを180度背中側へひっくり返します。
クラブをひっくり返すだけなので、手首の角度はキープしたままですよ。

ちなみに腕を上げる位置は、自分の意識の中ではせいぜい9時くらいまで。
あとは勝手にクラブの重さ(慣性)に引っ張られて、丁度いいポジションに収まるという寸法です!

まとめ

ねっ?テイクバックでは手首は何もしていないでしょ?
でも本当に何もしていなのではなくて、現在の形をキープしようと保守的に頑張っているという感覚になります。

写真に写っている姿と、本人が意識している動きは全然違うこともよくあるのがゴルフ。
もしコックによってタイミングが取れないと悩んでいるなら、ぜひ一度今回のテイクバックを試してくださいな!