まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
アマチュアゴルファーにとって、100を切るというのはひとつの大きな目標です。
つまりは90台でラウンドするということですね。
では90台で回れば上手いのか?
これは「90台を出したことがある」のか、「90台を出せる」によって全然解釈が違ってくるのです。
毎回ではないにせよ、安定して90台でラウンドできるならば、十分に「上手いゴルファー」と言えるでしょう。
では、どうすれば安定して100を切るようになれるのか?
今回は、90台でラウンドするための考え方やコースマネジメントについてお話させてください。
90台で回るための考え方
まずはコースでの組み立て方の前に、安定して90台を出すための考え方を2つ提案させていただきます。
飛距離を捨てる
最大飛距離にこだわっているうちは、良いスコアを出すことはできません。
昔の私がそうでした(苦笑)
飛距離を捨てた時から…、
いや、自分でコントロールできる範囲で振れるようになってから、急激にスコアが安定してきたんです。
矛盾しているようですが、飛距離を伸ばす努力はどんどんしたほうがいいんです。
飛ばせるということは、それだけ良いスイングをしている証拠ですからね!
でもそれは、100%のMAXで振るということじゃないことは頭に入れておきましょう。
見栄を捨てる
やっぱり見栄は張りたくなってしまうものです…。
人間の悲しいさがでしょう(泣)
自分の実力より難しいクラブを使ってしまう。
転がしではなく上げるアプローチをしてしまう。
などなど…。
この「人に良く見られたい」という煩悩が、私を含めて上達を邪魔しているんですね。
反省しております、ハイ…。
若い時と違って、今は「花より実をとれる」歳になったはずです。
ここは一発、懐の深さを見せたいところですよね!
90台で回るためのコースマネジメント
ここからは90台でラウンドするために、私の考えるコースマネージメントをご紹介していきたいと思います。
狭いホールのティーショットはFWを使用する
ティーグラウンドに立った時に、少しでも「嫌だな…」と感じたホールのティーショットは、ドライバーを使うのは避けて下さい。
3Wはもちろん、ティーショットの難易度によっては5Wやユーティリティを使っても良いでしょう。
ロフトが多いクラブになればなるほど、左右には曲がりにくくなります。
左右が怖いホールでは、1クラブ小さい番手をチョイスすることもコツです。
ただし、風が強い場合は注意が必要です。
ボールが上がれば風の影響も強く受けるからです。
その場合は、低いボールが打ちやすいユーティリティが重宝するでしょう。
徹底してOBを避ける
ダフリやトップ、チョロやシャンクなど、ゴルフをやっている以上、このようなミスは避けて通れません。
これらに関しては、自身の中でもある程度許容してしまいましょう。
1ペナも本当は避けたいところですが、これはまだマシなところがあります。
1ペナエリアに入ったところから打ち直しができるからです。
つまり、前進した場所から次打が打てるというのが救いなのです。
しかしOBは違います。
これは2ペナが加わるうえに、同じところから打ち直しをしなければならない。
非常にダメージの大きいミスとなるのです。
なのでティーショットはもちろん、セカンドショットでのOBも徹底して避けるマネジメントをしてください。
セカンドショットはグリーン手前に運ぶ意識
アベレージゴルファーがやってしまいがちなマネジメントとして、「グリーンに綺麗に乗せたい」という気持ちが働いてしまうということ。
もっと言えば、「ピンをデッドに狙ってしまう」ということです。
プロだって、毎ホールそんな狙い方はしません。
それなのに、滅多に100を切れないあなたがそれをやってしまう。
ダマされたと思って、次のラウンドは全て手前のグリーンエッジまでの距離を打ってください。
これまで100を切ったことがない人なら、たぶん一発でベストスコアを更新できるはずです。
次打のアプローチがやさしくなるだけでなく、ゴルフに大切ないろんなものが見えてきます。
アプローチは3回に1回は寄せワンをとる
折角グリーンエッジまで運んでも、そこから行ったり来たりしてはスコアになりません。
目標は3回に1回は寄せワンを取れるようにしたいところです。
難しい技や、多種多様な打ち方は必要ありません。
「これだけはそこそこ自信がある」と言えるような寄せ方をひとつ身に付けてください。
どこからでも60点の結果が出せる。
そんなアプローチの打ち方を持っているかどうかが、安定して90台を出せるターニングポイントとなってくるのです。
パター数は36パット以内を目指す
そして最後はやっぱりパターです。
最も地味なクラブですが、最もスコアに影響します。
90台でラウンドするには、40パットもしていてはいけません。
目標は多くても36パットです。
アベレージゴルファーなら、ショットである程度のミスは致し方のないところです。
だからそこでの「ミス貯金」はキープしておかなければなりません。
その貯金を作るのはパットです。
ここを36回以内に抑えることができれば、ちょっとくらいショットでミスしたとしても100を切ることが可能になるのです。
まとめ
今回は、安定して90台でラウンドするために必要だと思う、私なりの考え方をご紹介してきました。
90台でラウンドするには、派手な技術は必要ありません。
意外と、地味な行いや考え方の積み重ねが大切になるのです。
やっているほうからすれば少しつまらないかもしれませんが、一度だけでもスコアにこだわったコースマネージメントを試してみて下さい。
今まで気づかなかった、上級者になるために必要なヒントがいくつも見えてくるはずです!