まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
目前まで来ているのに、なかなか80台のスコアに届かない…。
こんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?
それには、練習量、ラウンド経験数、どれも必要不可欠です。
そしてそれらと同等以上に大切なもの、それがクラブセッティングです。
今回は、私がサラリーマンをしながら1年半で80台のスコアに到達した経験をもとに、80台を出すためのクラブセッティングのお話をさせていただきたいと思います。
お時間のある方はぜひご一読くださいませ!
14本フルに入れる必要はない
80台を狙っていくのに、何も14本のフルセッティングにする必要はありません。
というか、確率の怪しいクラブはいさぎよく抜いてしまいましょう。
例えばあまり自信のない5番アイアンを使ったとします。
それでミスショットを打って、そこからグリーンオンまで3打かかったとしましょう。
それならば、ある程度自信のある7番アイアンで打つほうがよっぽどいいです。
残り20~30ヤード残ったとしても、そこからウェッジでグリーンオンさせるだけなら難しくないはず。
こうやって地味に「無駄な1打」を削っていくことが、意外にもベストスコアの近道だったりします。
7Wを得意クラブとする
私がクラブセッティングのキモのひとつと思っているのが、フェアウェイウッドとアイアンをつなぐクラブの選択です。
飛距離帯でいえば、7番ウッドや9番ウッドといったところです。
この距離をカバーできるのなら、ユーティリティでも構いません。
昔でいうところの、ロングアイアンの飛距離帯を担当してもらうクラブを得意クラブとしてください。
ショートウッドやユーティリティというのは、「やさしい」というイメージで舐めているからか、意外と練習量が少なくなるのが「あるある」です。
だから意識的に練習量を増やして、頼りになる相棒に仕立てるくらいが丁度いいです。
ショートウッドが活躍するシーンはたくさんあります。
・狭いホールのティーショット
・長いショートホールのティーショット
・ロングホールの2打目
・グリーン周りからのアプローチ
などなど…。
得意のショートウッドorユーティリティを作るだけで、スコアメイクがかなり楽になるのは間違いありません!
プロ仕様のウェッジは使わない
最近ウェッジのバリエーションが増えていますよね。
特にハイロフトやローバウンスといった、ひと昔前ではあまり馴染みのなかった仕様が目立ってきています。
ロフト60度のロブウェッジや、バウンス角6度のペタッとしたウェッジは、正直憧れてしまいますよね。
思わず手に取りたくなる気持ちも分かりますが、ここはグッと我慢が必要です(笑)
なぜなら、これらのウェッジは用途が限られている上に、成功する確率の低いクラブだから。
あなたのゴルフに、真上に上がるようなロブショットが必要でしょうか?
あなたのゴルフに、1桁台のバウンス角でないとソールが跳ねてしまうようなライから打つ機会が何回あるでしょうか?
ゴルフは「ミスを減らしていくスポーツ」です。
スコアにこだわるのであれば、花より実をとる選択が必要となってくるのです。
リアルロフトが多めのドライバーを使用する
上級者のスコアを左右するのはパッティングですが、初級者やアベレージゴルファーのスコアを左右するのはティーショットです。
スコアにこだわるラウンドであれば、無理にドライバーを使う必要はないと思っています。
実際に私は、最初の2年くらいはティーショットは全て3Wで行って、ドライバーをバッグに入れていませんでした。
それによって周囲からは、
「度胸がない」だの、
「それじゃ上手くならない」だの、
いろいろ言われました…(泣)
でもそんなの関係ありません!
ルールブックに「必ずドライバーを使用すること」なんて書いてありませんからね!
周囲に影響されず、現在の自分のテーマに沿って適宜クラブ選択を行ってください。
もちろん、ドライバーに自信のある方は積極的に使っていきましょう!
ドライバーが3度の飯よりも好き、という方も(笑)
ただここで、ひとつお伝えしたいことがあります。
よっぽどのハードヒッターでない限り、ドライバーはリアルロフトが11度以上あるクラブがお勧めだということ。
表示ロフトでいえば、10度とか9.5度になるんでしょうか。
ドライバーというのは、なんだかんだ言ってアベレージゴルファーにはトラブルが多いクラブです。
なのでカッコ良さに引っ張られてハードスペックを選ぶよりも、実際のラウンドで助けてくれる「やさしめ」のスペックのほうがメリットが大きいでしょう。
バンカー専用ウェッジを入れる
もしあなたが「バンカーが苦手」という自覚があるのなら、バンカー専用のウェッジを用意しておくことをお勧めします。
バンカーという状況は、ある意味特別です。
練習場の打席では、決して上達しません。
それ用の環境で、みっちり練習しなければならないからです。
で、そんなバンカー専用の練習をしてこなかった人であれば、ここはクラブの恩恵を受けちゃいましょう。
アプローチ用のサンドウェッジとは別に、ハイバウンスの「バンカー脱出専用ウェッジ」をバッグに入れておくのです。
バウンス角が18度とか20度くらいあるウェッジがありますよね。
それを使って、グリーンセンター向けてまずは乗せておく。
練習時間というリソースは限られています。
ショットも練習して、
パッティングも練習して、
アプローチも練習して、
そして更にバンカーまで練習するなんて、忙しいあなたには無理な話です。
だったらバンカーはクラブに頼ることに全振りして、他の技術の練習に専念する。
こういった練習マネジメントもありかもしれませんよ?
まとめ
今回は、80台を出すクラブセッティングのコツを5つご紹介させていただきました。
どれも共通して言えることは、「カッコつけないセッティング」です。
見栄を張ったり、プロと同じスペックを使ったり、これらもゴルフを楽しむ醍醐味です。
しかしそれは、スコアアップとトレードオフとなることを意味します。
「好きな道具を使って思いっきり楽しむか?」
「スコアのために花より実を取る選択をするか?」
状況によって使い分ける必要がありそうですね。