まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
初心者のころって、一番苦手なクラブはドライバーだったりしませんか?
私はおチビなこともあって、取り回しの悪い「長いクラブ」にやたらと苦手意識を持っていました。
がしかし!
レッスンプロに従って3つの練習方法をしているうちに、ナント得意クラブの1本になってしまったというウソのようなホントの話。
この練習方法のおかげで、3回目のラウンドで「95」が出せたと言っても過言ではありません。
今回は、私が初心者のころに苦手だったドライバーを、得意クラブに変えてしまったドリルをご紹介します!
ご興味のある方は、ぜひお付き合いくださいませ!
とにかく素振りする
大風呂敷を広げた割には、とーーーっても地味な滑り出しですね(汗)
そう、とにかく素振りをするのです(笑)
素振りの大切さは、道具を使うスポーツの経験者なら誰も疑わないでしょう。
でもゴルフとなると実際にやっている人ってほとんどいないんです(泣)
面倒くさいし…、
意外と場所取るし…。
真剣に素振りをしているゴルファーは、初心者かプロを含めた上級者だけじゃないでしょうか?
初心者は指導者の言う通りに、実直に素振りをこなします。
そして上級者は、本当に素振りの大切さが身に染みています。
だから今しかないんです!!
本当はこの先もずーっと続けて欲しいけど、たぶんあなたも面倒くさくなります(笑)
なので、鉄が熱いうちに出来るだけやっておきましょう!
ここでの素振りの目的はひとつ。
最後まで止まらずに振り続けることです。
バックスイングの上げ方や、スイングプレーンなんてどうでもいい。
とにかくフィニッシュまでよどみなく振ってください。
なまじボールが当たるようになると、インパクトを当てにいくようになります。
そうなると体の回転やクラブの運動を止めて、インパクトのパンチばかりに躍起になってしまうのです。
「インパクトは通過点」
とは聞き慣れた言葉ですが、最後まで振り切ることの大切さを今のうちから細胞に刻み込んでおきましょう。
腕振りだけで打つ
とにかく最初は「腕の振り方」だけを覚えましょう。
ボディーターンやら、シャローイングやら、地面反力なんてのは、二の次、三の次です。
テイクバックでは右ヒジを畳んで、フォロースルーでは左ヒジを畳むんです。
こうやって、正しいフェースローテーションを体得するんです。
断言します!
これをスキップすると、一生上手くなりませんよぉーっ!
そのくらい大事なことを、今のうちに覚えるのです。
やり方は、いたって簡単。
両足はベタ足が基本です。
テイクバックで右ヒジを畳んで、右肩へ向かってクラブを上げます。
と同時に左肩をアゴの下に入れます。
ダウンスイングは、この逆の動作をします。
右肩をアゴの下に入れるように上半身を動かします。
左ヒジを畳みながら左肩へ向かってクラブを振っていくのです。
インパクトをした後に、これまでベタ足だった右足をようやく上げます。
決してインパクトまでは右足を上げてはダメですよ!
たったこれだけ。
これだけでいいんです。
下半身を積極的に使う必要はありません。
むしろ使わないほうがいい。
上半身の動きにつられるように自然とついてくるからです。
それでも下半身を目一杯使ったときの、8割くらいの飛距離は飛んでいますから。
初心者のころは、ヘタに下半身を使おうとすると球が曲がるだけです。
「腕の振り方を覚えるまではベタ足インパクトが基本」
こう覚えておいてくださいね!
シャフトのしなりで打つ
腕振りだけのショットが身に付いてきたら、少しだけ「飛ばしの要素」を入れてみましょう。
それはシャフトの逆しなりを使うこと。
ダウンスイングで一度しなったシャフトは、インパクト手前で逆にしなります。
というか、初心者のころは自然には逆しなりを起こしてくれません。
逆しなりを意図的に起こす必要があります。
この方法は、インパクトで手元を止めてヘッドを急激に追い越させるという動作をするのです。
こうするとヘッドが走ります。
そして大きくシャフトが逆しなりします。
この反発力を活かすことができれば、効率的に大きな飛距離を手に入れることができるのです。
この動作、かなり気持ちいいです。
「パシーン!」とヘッドがボールを弾く感覚を得られるんです。
そして、かなり飛んでいきます。
だからクセになるんです。
ただしこればかりをやっていると、チーピンが止まらなくなります。
そしてインパクトで体を止めた、変なクセがつくのです。
だから最初に素振りを徹底的にやっておくのです。
インパクトで動きを止めないために。
まとめ
今回は、初心者におススメのドライバーの練習方法を3つご紹介しました。
まずは徹底した素振りで、止めないスイングを体に覚えこませます。
次に肩から肩までの腕振りスイングで、正しい軌道を体に覚えこませます。
そして止める動作を取り入れた逆しなりをつかったインパクトで、スイングに支点を作ることを体に覚えこませます。
この3つのドリルを繰り返し行うことで、ティーアップによってライの影響を受けないドライバーならば、軽く中級者を超えるショットが打てるようになるはずです。