まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
ゴルファーなら誰しも一度は思うこと。
それは、「ドローとフェードってどっちが最強なのよ!?」
という疑問でございます。
このテーマに関しては、皆々様がたで一家言お持ちのことと思います。
ピンクレディーで言えば「MIEちゃん派、KEIちゃん派問題」と同じようなもの。
これに正解なんて無いのです!
ピンクレディーは「好みの問題」で終わらせることができますが、球筋においてはその人のプレースタイルを左右する重要事項。
だから少しだけ突っ込んだ見解が必要となるのです。
今回は、あくまで私の主観においてドローとフェードではどちらが優れているかを、請謁ながら語らせていただければと思います。
全くの勘違いもあるかもなので、何卒冷静になってお目通しいただければ幸いです。
ちなみに、たいしょー少年はKEIちゃん派でした。
ああっ、MIEちゃん派だったあなた、ブラウザバックしないでぇ~!!
左ドッグレッグはドロー、右ドッグレックはフェード
まずは当たり前の話から。
途中から左に曲がっていく、いわゆる左ドッグレッグホールなら、左曲がりのドローが打ちやすいです。
K190
その反対の右ドッグレッグホールなら、右曲がりのフェードと言った具合。
L190
ただし気を付けなければいけないのが、ホールの曲がり角までティーショットが届かない場合。
そのケースでは、逆の球筋のほうが攻略しやすくなります。
例えば左ドッグレッグホールで曲がり角まで届かなかった場合、ドローを打ってしまうと角にそびえる林が邪魔になってセカンドが狙いにくくなります。
M190
これなら、逆にフェードを打っておいたほうが、セカンドショットでグリーンまでは遠くなりますが、角の林がスタイミーになることはありません。
N190
セカンドを左側から打ちたいならドロー、右側ならフェード
これも定番の考え方ですよね。
セカンド地点のマネジメントのお話です。
ゴルフは基本的に、ピンポジションに対して対角線に狙っていくのが定石とされています。
ピンが左に切ってあるなら右サイドから、右に切ってあるなら左サイドからという具合。
O190
これはグリーン面を広く使いたいからというのが理由。
上の図のようにセカンドショットをクロスに打っていけば、例えショートしたとしても手前のグリーン面を広く使えます。
要するに少しのミスならグリーンオンが可能ということですな。
これを下の図のようにストレートのラインで狙うと、当然手前のグリーンエリアも狭くなります。
さらに手前にガードバンカーがあるようなフォールなら、さらに縦の距離感はシビアになっちゃうんですね。
P190
もちろんイメージしやすいショットは人それぞれなので、絶対クロスに狙わなければならないということじゃありません。
でも、ゴルフのマネジメントはカップから逆算するという基本的な考え方はおさえておきましょう!
キャリーを多くランを少なく攻めたいホールはフェード
お次は「横のマネジメント」ではなく「縦のマネジメント」のお話です。
一般的に、スライス系のボールはキャリー多めでラン少なめです。
この特性を利用してホールを攻略したりします。
例えば手前のフェアウェイバンカーや池など、ハザード類を確実に超えたい場合は、フェードボールで攻めることを視野に入れたいところ。
更には、ボールの着弾点から少し先にクリークが流れている。
こんな状況では、あまりランが出ないほうが安心だったりします。
なので、キャリーでゴルフを組み立てたいのならフェードボールとの相性が良いでしょう。
ランが出たほうが有利なホールはドロー
その逆で、フック系のボールはキャリー少なめでラン多めになります。
まぁキャリーが少なくなるというのは打ち方にもよるので何とも言えないのですが、フェードボールよりランが多くなるというのは言えるでしょう。
例えば真っすぐなホールで、途中から下り坂になっているような場合。
これなら下り傾斜に乗せて、どんどん転がして飛距離を稼ぎたいところ。
そんな状況ではドローボールが有利でしょう。
あとはアゲインストのとき。
フック系のボールは低い弾道が打ちやすいです。
それに加えて早く着地してランが多いということは、向かい風の影響を極力少なくしてくれるのです。
アイアンショットとのイメージを統一したいならフェード
これはちょっと私の主観が強いかな?
どっちかって言うと、アイアンはスライスが打ちやすく、ドライバーはフックが打ちやすいと思っています。
それはティーアップしているかどうかの違い。
アイアンは直接地べたから打つことが多い。
それゆえヘッドが上から入りやすく、スイングがスティープになりがちなのです。
で、フェードボールを打つ時のヘッド軌道は、あくまでドローボールと比べてですが上から入ります。
ゆえにアイアンショットが得意だったり、全クラブのスイングイメージを統一したい場合には、ドライバーでもフェードボールを持ち球にしたほうがしっくりきたりするのです。
練習場でストレートの球筋を打ちたいならドロー
これはさらにマニアックな話。
というか少々オカルトちっくな話になります。
練習場で使われているボールは、ラウンドで使用するコースボールとは違うのはご存知ですよね?
そう、練習場で使われているのはワンピースボール。
カバーからコアまで単一素材で出来ている、いわゆるゴムの塊です。
このワンピースボールの特徴として良く知られているのが、10%ほど飛距離が落ちるということ。
それと併せて、スライスしやすいという特徴があります。
だからワンピースボールで軽いフェードが出たなら、コースボールではほぼストレートボールということになるのです。
そう考えると、普段の持ち球がドローのゴルファーがワンピースボールを打ったなら、飛んでいく球はストレートボールに近くなるということになります。
練習場で気持ち良くストレートボールを打ちたいなら、ドローのスイングを身に付けるのがイイのかもしれませんね!
まとめ
今回は「ドローとフェードではどちらがいいのか?」というテーマでお話させていただきました。
最後のはちょっと怪しい情報ですが、おおむね私の考えとしてはこんな感じです。
言わずもがなですが、両方打てるに越したことはありません。
コースやホールごとの攻略に役立ちますし、球筋の乱れの調整にも役立ちます。
「今日はちょっとスライスぎみだから、フックの要素を強めたスイングをしてみよう」ってな具合ですね。
ドローとフェード、それぞれの特徴を良く理解したうえで、自在に使いこなせるゴルファーを目指したいですね!