まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
突然ですが、ゴルフを始めたばかりのあなたはドライバーの飛距離に悩んでいませんか?
初心者ゴルファーのお悩みで、いつの時代も上位にくるのがドライバーの飛距離問題。
今回はその代表的な原因をお伝えするとともに、手っ取り早く解決する方法までお伝えしちゃいます。
それではいってみましょう!
初心者ゴルファーのドライバーが飛ばない原因
それでは早速、初心者ゴルファーのドライバーが飛ばない原因について、該当者の多いであろう順序でご紹介していきましょう!
ヘッドスピードが足りない
まずはコレですね。
ボールの飛距離は「初速×スピン量×打ち出し角」で決まるんだけど、ヘッドスピードが足りないと「初速」が出ません。
どうしても最初はクラブヘッドの走らせ方が分からないから、一生懸命振ってるんだけど効率が悪くなる。
でも続けけてれば、イヤでもヘッドスピードは少しずつ上がってくるから心配ないでしょう。
クラブの芯に当たっていない
いわゆる「ミート率」というやつ。
当然ヘッドの芯に当たるのと外すのでは、飛距離に違いが出てきます。
初心者のうちからバシバシ芯に当てられる人なんてそうそういないから、芯を外すことなんて、むしろ普通っちゃあ普通です。
ボールがつかまっていない
これは多いハズ。
「つかまらないボール」というのは、こすって右に曲がって行っちゃう球のこと。
いらない回転がかかる上にボールがカーブして行っちゃうんだから、そら飛ぶはずないですよね。
自分の技量に道具があっていない
一般の球技なら、多少はカスタマイズできたとしてもある程度は道具のレギュレーションは決まっているもの。
こんなにも自分の好きな道具を使える球技って、ゴルフくらいでしょう。
ならばそこを逆手にとって、自分にベストマッチのクラブを選択しなきゃ損というもの。
自分のスイングと道具がかみ合って、はじめて最大飛距離を手に入れられるんだから。
スピン量が適正でない
先ほど言ったスピン量がコレ。
ボールを遠くに飛ばすには、最適なスピン量というものがあるんです。
ドライバーなら3000回転/秒が適正値と言われています。
これより回転数が多ければ、上に吹き上がって前に進まない球になってしまう。
これより回転数が少なければ、ドロップしてしまって十分なキャリーが出なくなるという感じ。
打ち出し角が適正でない
これも先ほど登場した「打ち出し角」。
読んで字のごとく、ボールが飛び出していく角度のこと。
13度~14度が適正と言われているから、この角度で打てるスイングを身につけたり、クラブを選ぶのが大切なんですね。
初心者ゴルファーがドライバーの飛距離を伸ばすには
「能書きは分かった。それで飛ばすにはどーしたらエエんじゃ!」
そんな声が聞こえてきそうです。
お待たせしました。
ここからは「努力を必要としないで飛ばすことができる」方法を2つご紹介しましょう。
初心者用の「飛ぶ」ドライバーを使う
初心者だけが飛ばせるドライバーなんてあるのか?
そう思われる方も多いでしょう。
初心者用のドライバーとは、初心者が抱えるであろうウィークポイントをクラブの構造が補ってくれるドライバーのこと。
一概には言えませんが、一般的には
・ヘッドスピードが遅い
・球が捕まらないスライサー
このようなゴルファーを想定して作られていることが多いです。
・クラブの重量を軽くしてヘッドスピードが上がりやすいように。
・シャフトを軟らかくして大きなしなりを使えるように。
・フェースの肉厚を薄くしてボールの反発が上がるように。
・きつめのフックフェースにして球のつかまりを補うように。
こんな感じでビギナーが最も飛ばせるように設計される傾向にあります。
ちなみにこの手のクラブを上級者やパワーヒッターが使うと、逆に飛ばなくなります。
真っ直ぐ打ったつもりが捕まりすぎて左しか行かなかったり、シャフトが柔らかすぎて思いっきり振れないといったことになるからです。
長尺シャフトのドライバーを使う
ある意味、最も手軽にヘッドスピード上げる手段が「長いクラブを使う」こと。
外周が遠いほど、その運動量は大きくなりスピードも上がるから。
四半世紀ほど前に、48インチの長尺ドライバーがもてはやされたこともあった。
でもいつの間にか、45~46インチくらいの長さに落ち着いたようです。
全クラブ長いならまだしも、ドライバーだけ極端に長いとなるとスイングのタイミングがバラバラになりますからね。
でも「とにかくティーショットを飛ばしたい!」と思っている人なら、一考の価値はありますよ!
まとめ
「なーんだ、そんなことか」と思った方も多いでしょう。
でもこれって、意外と見落としがちだったりするのです。
特に向上心が強い方や、真面目な性格の方は、
「とにかくスイングをレベルアップしなきゃ」
という路線に偏りがち。
しかしスイング改造というのは、数ヵ月~数年かかるのが普通です。
それに比べて、ギアを自分に合うものに変えるだけで一瞬で飛距離アップが実現するのです。
昔の私もそうでしたが、特に若い初心者ゴルファーはオーバースペックのクラブを選びがちになります。
最初は見栄や憧れを封印して、優しめのクラブから始めてみるのも、ゴルフを楽しむひとつの方法ですよ!