まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。
「ハンドファーストでインパクトしないと力強い球にならない」
こう聞きかじって、躍起になってハンドファーストを習得しようとしていませんか?
特に初心者のかたは、そのさじ加減が分からずにオーバードゥになりがちです。
ハンドファーストも必要以上にやりすぎてしまうと、あらゆる弊害を起こしてしまいます。
今回は強すぎるハンドファーストがもたらすデメリットを7つご紹介させていただきます。
トップしやすい
「コックの角度をキープしよう」と必要以上に力んだハンドファーストはNGです。
これをやると、インパクトでヘッドがタイミングよく落下せずトップの原因になります。
自然なハンドファーストをむかえるためには、あまり手元に力を入れ過ぎてはダメ。
「程よくアドレスでの手首の形をキープする」くらいに考えましょう。
高さが出ない
当たり前ですが、ハンドファーストを強めるほどロフト角が立ってきます。
インテンショナルに低い球を打つならいいのですが、ボールが上がらないと悩んでいるゴルファーにとっては強すぎるハンドファーストはおススメできません。
構えたときに、グリップエンドが身体の左側より外れてしまうほどのハンドファーストは、ちょっとやりすぎと言えるでしょう。
シャンクしやすい
手先だけでハンドファーストを強めるほど、手元が身体から離れていきます。
そうなるとクラブヘッドも身体から遠ざかりますので、シャンクの原因になるのです。
スイング中は常にグリップエンドが自分の身体を指している範囲で収めておきましょう。
飛距離が出ない
本来であれば、ロフト角が立つハンドファーストは飛距離が伸びるはずです。
しかしロフト角が立ちすぎるゆえに、キャリーが減少して飛距離が落ちることがあります。
また先ほども説明したように、強いハンドファーストは手元が身体から離れやすくなります。
これにより身体のパワーがクラブまで伝わらずに、手打ちと似たような状態になるのです。
これらの原因により、ハンドファーストにより飛距離が落ちるのです。
球が捕まりにくくなる
極端なハンドファーストは、インパクトからフォローにかけて左に振りぬきが難しくなります。
これにより飛球線に沿って真っすぐヘッドを押し出してしまいがち。
そうなるとフェースを閉じていく動きができなくなり、スライス回転が掛かりやすくなるのです。
身体の回転が止まりやすい
必ずしもそうとは言えませんが、強いハンドファーストは「ガツンとヘッドをボールにぶつけて終わり」というインパクトになりやすいです。
そのイメージはインパクトで身体の回転を止めやすくなります。
インパクトで身体の回転が止まると、ダフリやシャンクなど様々なミスを誘発してしまうのです。
左ひじが抜けやすい
ハンドファーストを強くすると、左ひじを上手く畳めずに抜けやすくなります。
それにより、チキンウィングになったり、小さいフィニッシュになってしまうという弊害があるのです。
まとめ
今回はちょっと短いですが、ハンドファーストのやりすぎによるデメリットを7つご紹介してきました。
しかし、忙しい方にはむしろ要点だけ短くまとまっていて理解しやすかったのではと思います。
何事もやりすぎは禁物!
クラブ設計者の意図に沿った、正しいインパクト角度を心掛けてください。