ゴルフスイングのインパクトで前傾角度が崩れる3つの原因と対処法

スイング
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まいど!
おやじのゴルフマガジン編集長の「たいしょー」です。

ご自分のスイングを動画で撮影してチェックする。
デバイスの発展によって、近年ではこんな練習スタイルが当たり前となりましたよね。

そこで気付くんです。。。
「俺って、こんなにインパクトで伸び上がっていたのか!」
と。

アドレスの時とは程遠いくらいに、インパクトでは前傾角度が崩れてしまっている…。

この話はお恥ずかしくも私の体験談なのですが、あなたもこれに近いご経験はないでしょうか?

でも折角撮影できる機器がいつでもポケットに入っているんです。
ならばこれを利用して、レッスンに頼らず自分で修正してしまいましょう!

今回は、私が自力でインパクトの伸び上がりを直した方法を、原因と合わせて3つご紹介させていただきます。
乱れたスパインアングルを人知れず整えたいと思っている、そこのあなた!
是非この記事を参考にして、安定したインパクトを手に入れてくださいね!

右腰が突き出る

ゴルフスイングのインパクトで前傾角度が崩れる原因で、最も影響が大きいのが右腰が前に突き出るというアクションです。

右腰が突き出たインパクト

右腰が前方に突き出ると、アドレスで作った骨盤の前傾角度が起き上がります。
すると当然のごとく、骨盤の上に乗っかっている上半身もつられて起き上がるというわけです。

この「右腰がボール側へ突き出る」動きは、前傾角度だけでなく、手元が浮く原因にもなったりと、あらゆるミスの発端となります。
なので心当たりのある方は、すぐにでも直しておきたいエラーと言えるでしょう。

 

「右腰の突き出し」に対して私が行ってきた対処法としては、右足の蹴りを抑える意識を持つということ。
もっと言えば、右足をベタ足でインパクトするという感覚を強くしました。

インパクトで強くヒットしようとすると、どうしても右足を積極的に蹴りたくなってしまいます。
気持ちは分かりますが、しかしこれこそが出玉が暴れる原因となってしまうんですよね…。

この「あばれる君」をグッと固定させることで、ようやく適正なキック力に近くなるんです。

 

とはいえ、
「ベタ足にしても全然効果が出ないよ!」
という方もまだまだ多いハズ。

そうなんです。
あばれる君のわがままぶりをナメてはいけません。

ではどうするか?
インパクトでヒザを後ろに引いちゃうんです!

「何言ってんだキサマ?」
そう思われるのも無理ありません。

普通はこうやって骨盤を左に回転させていきたいですよね?

でもここは逆に後ろに跳ねちゃいましょう!

やってみると分かるのですが、実際にはこんなふうに後ろに動いたりしません。
お尻の角度が保たれたまま、なかなかイイ感じのスパインアングルになるんです。

 

両足が難しければ、左足だけでも構いません。
トップで後方へ引っ込んだ右ヒザのラインに合わせるように、左ヒザを後方へ下げちゃいましょう!

とてもゴルフスイングの動きとは思えない気持ち悪いアクションですよね(汗)
でも実際に後方から動画撮影してみてください。
意外とまともなスイングになっていますから(笑)

上体が浮き上がる

先ほどの「右腰の突き出し」が解消されれば、前傾角度のキープはまず大丈夫でしょう。
それでも上体が浮き上がってしまうようなら、違う角度からアプローチしてみましょう!

次の施策としては、インパクトで胸の面を沈み込ませるという、ズバリそのものです。

これはタイガーウッズもドライビングレンジでやっていた方法。
サムネイルで表示されている動きですね。

ここではロングアイアンでこの動きを行っています。
レベルは「月とスッポン」ほど違いますが、ロングアイアンや3Wなどのシャフトが長い番手は我々アマチュアも特に上体が起き上がりやすいですよね。

そしてタイガーウッズほどの、超、超、超一流の選手でも、インパクトで上体を抑える意識を常に持っているということなのでしょう。

我々のような、フツーのオヤジゴルファーは言わずもがな。
日々努力を惜しんではいけませんな!

 

対策としては、上の動画でタイガー先生がやっているように、切り返しからインパクトにかけて胸の面を沈み込ませるような意識を持つこと。

ポイントは次の2つ。
・骨盤から折り曲げるようにして上半身は真っすぐにする
・お尻を後方へ突き出すように意識する

こうすると、インパクトで必要以上に右足かかとが浮くことがなくなるはずです。

これ実際にやってみると、最初のうちはけっこう怖いです。
視界がグーンと地面に近くなるわけですからね。

でもやっているうちに、案外ダフらないことに気付いてきます。
ぜひ一度お試しあれ!

手首のコックがほどける

最後は、インパクトで手首のコックがほどけるという原因について。
こちらは先ほどの2つと比べると細かい部分なのですが、地味に影響があるところなのです。

インパクトで手首のコックをほどいてしまって、アドレス時の角度と大きく変わってしまったとします。

アドレスでは保たれている手首の角度
手首の角度が伸びてしまったインパクト

これは、クラブヘッドから肩までの距離が伸びてしまった状態になりますよね。
この状態でクラブヘッドをボールに当てようと思ったら、上体の前傾を起こすしかなくなります。

上体を起こしてボールとの距離を調整するしかない

これが前傾角度を崩す要因のひとつになるんです。

 

ではどうするか?

下の記事でもインパクト時の手首の角度についてお話させていただいてます。

が、ここではちょっと違う角度からお伝えできればと…。

 

「コックをほどかずにインパクト」と聞くと、ついついこのような形をイメージしてしまいます。

一般的にコックをほどかないイメージ

しかし先ほどの記事でお話しているように、インパクト右手の形は「掌底」のように手の平を地面に向けたい…。

そこでもうひとつ、ちょっと違うイメージを。
それは、イッコーさんの「どんだけ~!」の手の形を真下に向けるというもの。

「どんだけ~」の手の形

そして、インパクトゾーンに小さなテーブルがあると仮定します。
このテーブルの下を、「イッコーハンド」が地面を向くように通過させるイメージで振り抜きます。

仮想テーブルの下をくぐり抜けるイッコーハンド

賛否両論ごもっとも!
しかし私の場合、この右手の形をインパクトゾーンで体現すると強い当たりが生まれるんです。
そして手首の角度もキープできるから、前傾角度も崩れないというワケ。

良かったら、一度試してみてください^^

まとめ

今回は、インパクトの前傾角度が崩れる原因とその対処法を3つご紹介させていただきました。

最初の2つは、わりと王道。
最後の1つは裏ワザ(イロモノ)系の対策でした。

ゴルフは別名「アングルスポーツ」と言われるのだとか。
文字通り角度、とりわけインパクトでの角度の良し悪しが結果を大きく左右します。

この記事が、あなたの「良い角度」のお役に立てれば幸いです!